ポーランド・ワルシャワの最高裁前で、ろうそくやポーランドの国旗を掲げて司法制度改革に抗議する人々(2017年7月23日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ポーランドの首都ワルシャワ(Warsaw)で23日、政府が推進する司法制度改革に反対する大勢の市民がろうそくを手に大規模な抗議デモを行った。人々は最高裁判所や大統領府の前で「憲法、憲法!」と叫び、最高裁判所に対する政府の監督権限を強化する新法を承認しないようアンジェイ・ドゥダ(Andrzej Duda)大統領に拒否権の発動を強く求めた。

 今回の改革をめぐっては国内で抗議デモが広がる一方、欧州連合(EU)は司法の独立性が失われると警告し、米国も見直しを要請していた。しかし、ポーランドの議会上院は22日に改革法案を可決。ドゥダ大統領が署名すれば法案は成立する。

 23日のデモでは、ポーランド国旗やEU旗、司法制度改革に反対する市民運動の象徴となっている白いバラの花を掲げる参加者の姿も多く見られた。野党系メディアによると、この日は国内100市町村で抗議デモが展開されたという。

 法案について欧州委員会(European Commission)のフランス・ティメルマンス(Frans Timmermans)第1副委員長は先週、「現存する司法の独立性を全て無効にし、司法を完全に政府の監督下に置く」ものだと批判していた。
【翻訳編集】AFPBB News