国内で購入したAISのプリペイドSIM。通常・micro・nanoサイズに対応。スマホ、SIMの周波数帯を確認してから購入しましょう。

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海外旅行へ行く予定のあなた。準備は大丈夫ですか?

先日、フランスに出張へ行くことになり、久しぶりの海外ということもあって、あれこれ調べつつ準備を整え、1週間の滞在を快適に過ごすことができました。そこで、現地で使って役に立ったものや、知っておけばよかったものをご紹介します。

海外SIMは国内で用意しておく

国内で購入したAISのプリペイドSIM。通常・micro・nanoサイズに対応。スマホ、SIMの周波数帯を確認してから購入しましょう。
Photo: 香川博人

海外での通信環境をどうするか? SIMロックされたスマホを利用している場合、契約キャリアのローミングサービスを利用するか、海外旅行用のWi-Fiルーターをレンタルするのが一般的。

筆者の場合は、大手キャリアのスマホをSIMロック解除した状態で使っているので、事前にAmazonで購入した海外用SIMに差し替え、タブレットにもテザリングできるように設定してから旅立ちました。

日本国内で購入した理由は、単純明快。フランスに到着して空港や街中で現地のプリペイドSIMを購入することもできますが、SIMを差し替えた後の設定を問題なくできるか、その不安を抱えたまま現地へ向かうのを避けたかったからです。

特に今回は仕事での渡航だったので、余計なトラブルが発生して音信不通となり、仕事や作業に影響を与えるわけにもいきませんからね。

購入したのは、「AIS ヨーロッパ周遊・アジア周遊 プリペイドSIM 15日/3GB」。購入時の価格3500円。AISはタイ王国の最大手携帯電話事業者で、Amazonなどでさまざまなプランの海外用プリペイドSIMを入手することができます。海外用とはいえ日本でも利用できるので、出発の前日に差し替えて使いはじめました。日本語のマニュアルが付いているので、設定も簡単です。

日本国内では、契約中のキャリアではないSoftBankと、フランス国内では大手キャリアのSFRに接続。いずれも4Gの高速通信が利用でき、15日間で3GBまで利用できますが、実際7日間の利用で1GBちょっとしか使いませんでした。もし、3GBを超えても128kbpsの速度制限はあるものの、通信が止まることがないので安心です。

ただ、購入したのはデータ通信専用なので、携帯電話番号による通話ができないので注意が必要です。とはいえ、日本国内でもLINEやMessenger、FaceTime、Skypeなどで通話することが多い筆者にとっては何も問題ありませんでした。

とにかく、日本国内で購入から設定までできるので、余計なストレスを溜めずに済むのが1番のメリットでした。

現地では外貨普通預金連携のデビットカードで決済

「Sony Bank Wallet」のカードと取引履歴。デビットカードで決済後、すぐに利用明細がメールで届き、残高照会や取引履歴はスマホアプリで確認できます。
Photo: 香川博人

海外旅行の必携アイテムに挙げられるのがクレジットカード。現金を持ち歩くことなく買物や各種サービスの支払いができるので便利なことは確かですが、筆者が気にしているのは、支払いやキャッシングの手数料です。

たとえば、海外での買物の支払いにクレジットカードを利用すると、購入代金に加えて、クレジットカード会社独自の外貨取扱手数料(1〜2%台)を合算して支払う必要があります。

また、海外で急に現金が必要なときに便利なキャッシングですが、前述の外貨取扱手数料に加えて、ATM手数料が加算される場合があり、さらに、一時的とはいえ借金をするので金利が発生します。

いずれも高額でなければ、手数料や金利もわずかですが、ムダなことはできるだけ避けたいものです。

そこで今回活用したのが、以前から利用していたソニー銀行のVISAデビット機能付きキャッシュカード「Sony Bank Wallet」です。クレジットカード同様に買物やサービス利用時の支払いができ、外貨普通預金にお金を預けることで余計な手数料を支払う必要がなくなるのです。

ソニー銀行の外貨普通預金は、米ドル、ユーロ、英ポンド、香港ドルなど12の通貨が利用でき、残高に関わらず口座維持手数料は無料。しかも、利用通貨の口座に残高があれば買物時の外貨取扱手数料も無料。割高と言われるATM手数料も1.76%/回(税込)とわずかで、利用ごとに口座から直接引き落とされるので金利はなし。

そこで、渡航前に外貨普通預金にユーロを3万円分預け(為替手数料1ユーロあたり15銭)、現地では、空港からパリ市内往復のバス代金やパリ発のTGVのチケットなどを「Sony Bank Wallet」でカード決済。現金支払いするために1度だけパリ市内でキャッシングをしました。

結果、余計な手数料を支払うことなく、すべての支払い総額が3万円を超えていましたが、日本円の普通預金残高から自動的に不足分の外貨を購入して、支払代金に充当してくれたので助かりました。

ただし、手数料に関しては利用する国や外貨の種類、そのほかの理由で変わる場合もあるので、詳しくはソニー銀行のサイトでご確認ください。

セキュリティが厳重だからこそ安心。パリ国鉄駅のコインロッカー

コインロッカーのサイズは、手前から大(縦2段)・小(縦4段)・中(縦3段)が並んでいます。
Photo: 香川博人

海外旅行は荷物が多くなり、どこへ行くにも持ち運びに苦労します。大きなスーツケースをホテルに置けないときは、国内同様、近くのターミナル駅のコインロッカーを利用しましょう。

今回は帰国当日に時間が余ったので、周辺を散策しようと、空港へ向かうバスの発着駅であるモンパルナス駅で「Consigne/Luggage lockers」のサインを探してコインロッカーを利用しました。

テロ対策も影響してか、有人のコインロッカーには、空港の手荷物検査と同じような荷物をスキャンするセキュリティチェックがあり、そこを通過しないと荷物を預けることができません。手間はかかりますが、誰でも入れるわけではないので安心でした。

料金は24時間制でサイズの違いで3種類。小が5.50ユーロ、中が7.50ユーロ、大が9.50ユーロ。紙幣しかない場合は両替機で硬貨にして、荷物を入れドアを施錠した後に投入。ドアを解錠するために必要なチケットが出てくるので、なくさないようにしまっておきます。

余った外貨は帰国後に電子マネーやクーポンに交換

左:交換レートを確認してからサービスを開始。右上:居住国を選択、右下:交換するサービスを選択して外貨を投入します。
Photo: 香川博人

モンパルナス駅からバスで空港へ移動。余ったユーロを持ち帰っても仕方がないと、みやげ代わりにチョコレートを、機内で飲むための飲料を買ったり、不必要にユーロを使い切りましたが、羽田空港の入国審査を受けた後に単なるムダ遣いだと気づきました。

海外旅行で余った外貨(紙幣・硬貨)を国内で使える電子マネーや各種ギフト券などに交換できる、「ポケットチェンジ」の端末機が、羽田空港国際線ターミナルの到着ロビーにあったのです。

端末機の操作は至ってシンプル。交換レートを確認しながら、Amazonギフト券、楽天Edy、LINEギフトコード、iTunesギフトなどの交換先を選択。手持ちの外貨を投入して交換金額をチェックして確認ボタンを押すだけ。LINEギフトコードならチャージするためのレシートが発行され、楽天Edyなら端末にある読み取りリーダーにEdyカードをタッチするだけでチャージが完了します。

本記事執筆時点で、交換可能な外貨は、米ドル、ユーロ、中国元、韓国ウォン、日本円が可能。交換できるのは20サービス、設置場所は羽田空港国際線ターミナル、福岡空港国際線ターミナル、新宿歌舞伎町にある訪日外国人向け観光スポット「歌舞伎城」の3カ所。※設置場所により利用可能外貨や交換サービスは異なります。

パリの空港でムダ遣いしないで、帰国後に交換すればよかったと、前述の為替や外貨取扱手数料にこだわる一方で、詰めの甘さが露呈しましたが、久しぶりに非日常を楽しめた今回のフランス旅でした。

Photo: 香川博人

Source: AIS(Amazon) , Sony Bank Wallet , ポケットチェンジ