2017年1月から放送されている、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』。井伊家を滅亡の危機から救うため、女性でありながら「直虎」という猛々しい名で城主として奮闘したヒロイン。彼女がいなければ、のちの井伊家の大出世はなかったのです。かっこいいですね! さて、そんなドラマのシーンに登場する風景は、井伊家ゆかりの地。今回は、静岡県浜松市を中心に「大河ドラマのロケ地〜景観編〜」をお送りします。興味のある方はぜひ、夏休みに訪れてみてはいかがでしょう。

1


竜宮小僧が愛する棚田/久留女木の棚田(静岡県浜松市)

■久留女木(くるめき)の棚田
「日本の棚田百選」「静岡県棚田等十選」「静岡県景観賞」にも選定されている、美しく大規模な棚田です。起源は平安時代とも言われていますが、直虎の曽祖父・祖父の時代に井伊家の庇護のもと開墾が進んだと考えられており、井伊家家臣の末裔が今でも棚田を守り続けているそうです。この地を流れる都田川には、竜宮に通じるといわれる深い淵があり、その淵から子どもが現れて村人の農作業を手伝ったという「竜宮小僧の伝説」が語り継がれています。ドラマでも「竜宮小僧のような存在になりたい!」と奮起する直虎の姿が描かれています。棚田の最上部には「竜宮小僧」と呼ばれる湧水があり、今も棚田を潤しています。
●所在地:静岡県浜松市北区引佐町西久留女木、東久留女木
●問い合わせ:054-221-2714
●アクセス:JR線「浜松」駅からタクシーで約50分 他
※詳細は公式サイトをご参照ください


少女直虎のパワースポット!?/天白磐座遺跡(静岡県浜松市)

■天白磐座(てんぱくいわくら)遺跡
井伊家を祀る渭伊神社境内にある巨石祭祀遺跡です。本殿背後の、円錐形をなす小丘陵の頂上に、約40m四方にわたって数十個の巨石が点在しています。古墳時代から平安時代の古代祭祀遺跡で、高さ約5〜7mの巨岩の根元からは多くの遺物が出土しています。日常の安寧・豊穣・子孫繁栄を願って巨岩の前で儀式が執り行われていたと考えられています。幼なじみだった直虎・直親・政次たちは、子どもの頃この辺りを遊び場にしていたという説もあるそうです。
●所在地:静岡県浜松市北区引佐町井伊谷
●問い合わせ:053-522-4720
●アクセス:天浜線「気賀」駅より車で約15分 他
※詳細は公式サイトをご参照ください


歴史ドラマに欠かせない情景/えさし藤原の郷(岩手県奥州市)

■歴史公園えさし藤原の郷(さと)
世界文化遺産・平泉にある歴史公園です。奥州藤原氏の偉業を顕彰しながら、古代から中世にかけての東北の歴史文化を体感できるテーマパーク! 大河ドラマや映画などのロケ地としても大人気なのです。約20ヘクタールという日本初の壮大なスケールで、厳密な時代考証に基づき120棟余りの歴史的建造物が再現されています。撮影に使われたシーンに思いを馳せながら、時代の佇まいを体感してみるのはいかがでしょう。
●所在地:岩手県奥州市江刺区岩谷堂字小名丸86-1
●営業時間:9:00〜17:00(入園は閉園の1時間前まで。冬期間は16:00閉園)
●問い合わせ:0197-35-7791
●アクセス:JR線「水沢江刺」駅より車で約15分 他
※詳細は公式サイトをご参照ください


自慢の景色でおもてなし☆/三保の松原(静岡県静岡市)

■三保の松原
海岸線に沿って7kmにわたり、5万4千本のクロマツが茂る松原です。万葉の昔から白砂青松と霊峰富士の眺望の素晴らしさで全国にその名を知られ、「日本三大松原」のひとつに数えられています。今川義元は、京から訪れた公家をここに案内し、もてなしたそうです。まさに日本の原風景といえる、松林の緑、海の青、打ち寄せる白波。そして波打ち際から望む富士山は、一幅の絵のように圧巻! 京の公家・山科言継(やましなときつぐ)は、日記に「ここからの眺めが言葉にならないほど素晴らしい」と記したといいます。今川氏の「ドヤ顔」を想像しながら眺めるのも楽しいですね。付近には羽衣伝説で有名な羽衣の松や、御穂神社から続く松並木の参道、通称「神の道」もあります。
●所在地:静岡県静岡市清水区三保
●問い合わせ:054-221-1019
●アクセス:JR線「清水」駅よりバス「三保松原入口」下車 他
※詳細は公式サイトをご参照ください