2017年後半リリース予定のiOS 11では、カメラで撮影した風景にバーチャルコンテンツを合成する拡張現実(AR)プラットフォーム「ARKit」が登場する予定で、すでにデベロッパ向けにはベータ版の提供が始まっています。実際にこの機能を使って、現実の風景の上に矢印や線を表示してナビゲーションするデモ映像が公開されています。

This is how Apple's ARKit is about to change how everyone uses the iPhone

http://mashable.com/2017/07/23/apple-arkit-maps-directions-augmented-reality/

このデモは、ロンドンでアプリ開発を行っているアンドリュー・ハートさんが作成したもの。端末の位置情報を取得する「CoreLocation」と「ARKit」を組み合わせることで、画面に映っているランドマークの名称を表示しています。カメラが動いても正確にフキダシが追従する様子は非常に未来的。





イギリスの三大高層ビルがあるロンドンの地域「Canary Wharf(カナリー・ワーフ)」が表示されているかと思えば……



カメラを振ると、今度はロンドン市内のアリーナ施設「O2 Arena(O2アリーナ)」の名前が表示されました。



反対側にカメラを向けると、今度は超高層ビル「The Shard(ザ・シャード)」やロンドン中心部の地区「City of London(シティ・オブ・ロンドン)」の名前が表示されます。このように、カメラを向けるだけでその地域の主な施設や地区名を表示させることが可能になる模様。



そしてさらに度肝を抜かれるのがこの映像。「マップ」アプリに行きたい場所の名称として「Starbucks」と入れてルートが決まると、次の画面には実際の街並みに青いルートと進む方向を示す赤い矢印が表示されました。あまりに自然なその表示からは、「ついにこれができる時代がやってきたのか……」と感嘆の声を漏らしてしまいそう。





まずは行きたい場所を検索し……



目的地までのルートを検索。画面左の現在地か右のゴール地点「Starbucks」を目指す道のりとなっています。



次の画面では、なんとカメラが捉えた街の道路上に青いルートと、進む方向を示す赤い矢印が表示されました。



てくてく歩いても、もちろん画面の中のルートは表示を続けます。



最後に右折すると……



そこにはピンのマークで表示されるスターバックスが表れました。



これまでのナビ機能や音声ガイドを一気に過去のものとしてしまいそうなARKitによる「ARナビゲーション」は、iOS 11のリリースとともに徐々に誰でも利用できることになりそうです。