大山のぶ代、夫と死別で囁かれる「彼女の手元に戻してあげたいもの」

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 ドラえもんの先代の声優として知られる大山のぶ代の夫で、俳優の砂川啓介が7月11日に尿管がんのため亡くなった。

 砂川は2015年に著書で大山が認知症であることを明かし、壮絶な介護の様子をつづっている。

「そんな砂川も2016年に尿管ガンを患い、介護が難しくなったことから大山を老人ホームに入れたことを明かしていました。著書で『病気の君を置いて先にいけない』と心境を明かしていたんですが‥‥。無念だと思います」(スポーツ紙芸能記者)

 心配なのは1人になってしまった大山だ。このまま今のホームで生活を続けるそうで、ふさぎ込んでいる様子はないという。そんな彼女に「あるもの」を戻してあげてほしいと、大山のドラえもんで育った世代から声が上がっている。それはアーケードゲームの「アルカノイド」だ。

「アルカノイド」はタイトーがリリースしたブロック崩しゲーム。大山は暇つぶしで始めハマってしまい、筐体を購入するまでになったという。腕前は世界トップレベルで、テレビのバラエティ番組で何度も巧みなプレーを見せている。ゲームが好きなわけではなく、アルカノイドだけが好きで、少ない趣味のうちのひとつだと語っている。

「ゲームは手先を使うので、認知症にいいとされています。ましてあそこまでハマったアルカノイドであれば、効果は高いのではないでしょうか。大山が所有していた筐体は、認知症になった後、高田馬場にある『ミカド』というレトロゲームばかりを扱ったゲームセンターに寄贈されています。今も現役で、台にはちゃんと『大山のぶ代様寄贈台』と記されていて、みんな大切に扱っていました。ただ以前、ミカドに行った時は外国人の青年がプレーしていて、日本語がわからないのか大山を知らないからなのか、かなり手荒に扱っていてヒヤヒヤしながら見ていました。プレイできるかどうかわかりませんが、彼女の手元に戻してあげてもいいかもしれません」(ゲーム誌ライター)

 アルカノイドがあれば、大山の顔に笑顔が戻ってくるかもしれない。