男子米国ツアーメジャー第3戦、第146回全英オープン最終日。トロフィーを手に優勝を喜ぶジョーダン・スピース(2017年7月23日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】男子米国ツアーメジャー第3戦、第146回全英オープン(The 146th Open Championship)は23日、英サウスポート(Southport)のロイヤル・バークデール・ゴルフクラブ(Royal Birkdale Golf Club)で最終日が行われ、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)はまさかの逆転負け寸前まで追い詰められながら、見事に気持ちを立て直して終盤に猛チャージを披露し、自身3個目となるメジャータイトルを手に入れた。

 23歳のスピースは、この日スコアを1ストローク伸ばし、2位のマット・クーチャー(Matt Kuchar、米国)と3打差の通算12アンダーで大会を終えた。

 今大会、初日からトップを守り抜いた。さらに24歳を迎える前のメジャー3勝は、ゴルフ界のレジェンド、ジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏に並ぶ快挙となった。スピースは2015年にマスターズ(The Masters Tournament)と全米オープン(US Open Championship)を制している。

 それでも今回の優勝は、最終日に5打差を逆転されてダニー・ウィレット(Danny Willett)にグリーンジャケットを譲り渡した昨年のマスターズが頭をよぎる大失速を乗り越えてのものだった。

 スピースは、「いろいろあったね。結果論で言えば、17ホールをパーセーブして一つバーディーを奪うのでも同じだったはずなのに。だけど優勝へ至る道のりはいろいろだ」と話した。

 この日のスピースは、ラウンド開始時点の3打差を第4ホールまでで早くも吐き出す立ち上がり。その後にすぐさま2打差のリードを取り戻したものの、特にティーショットが安定せず、迎えたパー4の13番では絶体絶命の状況に追い込まれた。

 ドライバーショットは大きく右にそれて深いラフへ。するとスピースはアンプレイアブルを宣言し、大会スタッフと長い時間をかけて話し込んだ末、隣にある練習グラウンドでボールをドロップして、そこからプレー再開することを選んだ。

 そしてこのホールをなんとかボギーでまとめてクーチャーを1打差で追う展開にとどめると、そこからの5ホールは圧巻のゴルフを披露した。

 ショートホールの14番ではあわやエースかというティーショットを見せ、バーディーを獲得。クーチャーもスコアを伸ばしてはいたが、15番からもイーグル、バーディー、バーディーと続けて一気にまくった。

 スピースは27日に24歳の誕生日を迎える。23歳でのクラレットジャグ(Claret Jug)獲得は、ロイヤルリザム・アンド・セントアンズ(Royal Lytham and St Annes)で、22歳で凱歌をあげた故セベ・バレステロス(Seve Ballesteros)氏以降では最年少となる。

 またこれで、7大会連続で続いていたメジャー初優勝の流れも止まることになった。一方で39歳でメジャー優勝未経験のクーチャーは、全英オープンでは過去7大会中6大会で39歳以上の選手が優勝していた流れにも乗りたいところだったが、望みはかなわなかった。

 中国の21歳、李昊桐(Haotong Li)がスコアを7ストローク伸ばして3位に食い込み、中国出身選手のメジャー最高記録を更新した。2014年大会覇者のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)、スペインのラファエル・カブレラ・ベロ(Rafael Cabrera-Bello)が通算5アンダーの4位タイに入った。
【翻訳編集】AFPBB News