LINEもFacebookもOK!あらゆるiPhone通話を録画できる秀逸ギア

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今回紹介するのは、iPhoneでの通話内容を録音できるレコーダー「Call Reacorder」です。一般的な電話はもちろん、LINEやFacebookアプリでの通話だって録音OK。イヤホンジャックも搭載しているから、Bluetoothイヤホンを持っていなくても音楽なども楽しめます。

▲PHOTOFAST「Call Reacorder」/価格:1万4800円(Amazon)

堀江貴文氏の近著に『電話してくる人とは仕事するな』というのがありますね(読んでいませんが……)。できればそうしたいものですが、いまだに「メールより電話の方が丁寧だから、電話する」という人も多く、現実には、そうした人とも仕事をしなくちゃいけません。

なんでも電話という人の特徴として、例えば打ち合わせの時間や日程も電話で伝えてきます。デスクで仕事しているときであれば、メモしたりPCに書き込んだりもできますが、歩いている時などはそうはいきません。

「Call Reacorder」とマイク付きイヤホンを付けておけば、そんな時にもサッと通話内容を録音しておけます。

使い方は簡単。まずは本体をiPhoneに挿し込みます。初めて使う時には「(対応)APPがインストールされていません」と表示されるので、APP Storeで「Call Recorder+」をインストールしてください。

iPhoneに本体を挿し込むとアプリをインストールするよう促される

▲必要なのは「CallRecorder+」。類似アプリに注意

 

こちらから電話する時には、アプリ下部の「Call」をタップします。「iPhone連絡先」から一般的な電話をするのか、LINEやFacebook Messengerで電話するのかなどを選択します(各サービスの通話アプリがインストール&ログインされていることが大前提です)。通話アプリを選択すると、それぞれのアプリが起ち上がり、自動で録音がスタートします。あとは、各アプリで話したい相手を探して電話します。

iPhoneの連絡先やLINE、Facebook Messengerアプリなどと連携する

呼び出し音が鳴っているうちから自動で録音が始まります。録音されているかどうかは、本体の赤いランプが点滅しているかで確認できます。

通話が終わっても自動では録音停止と保存をしてくれません。本機の赤い丸のボタンを押すか、「Call Recorder+」アプリの画面に戻って停止させます。アプリの「完了」ボタンをタップし、「〜〜〜と打合せ」などとファイル名を記載して「保存」します。

こちらから電話を掛ける場合は、前述のとおり面倒は少ないです。ただし、先方から掛かってきた場合は、注意が必要です。まずは時候の挨拶をしているうちに、「Call Recorder+」アプリを起ち上げます。起動したら赤い丸の録音ボタンを押してください。以降、通話終了時にファイル名の指定から保存までの行程は同じです。

▲最後にファイル名を記載して「保存」ボタンをタップする

もう一点、大事な注意があります。必ずマイク付きイヤホンを、本機に挿して使わないと、録音ができません。突然、大事な電話が掛かってきた時にでも対応できるよう、カバンに入れておく時にも、常に本機にはマイク付きイヤホンを挿しておくことをオススメします。また、電話が掛かってきても、自動で「Call Recorder+」アプリは起動しません。録音する頻度が高い人は、同アプリを常に起動させておくか、iPhoneのトップにアプリを配置しておきましょう。

■クリアな録音で、相手の声もクッキリと再生できた

保存した通話記録は、「Recordings」の中に格納されています。あとはiPhone純正の「ボイスメモ」アプリと同じような使い心地です。聞きたい通話のファイルをタップし、再生ボタンを押せば再生されます。

▲再生画面の使い勝手は純正の「ボイスメモ」と似ている

相手の声はイヤホンの右側から、自分の声は左側か聞こえることもあり、通話は明瞭に聴こえてきます。

後から、必要なところだけを残すトリミングも可能です。「編集」ボタンを押し、残したい部分だけを残して、その他の部分は消去できます。呼び出し音や時候の挨拶などの会話を除くのに便利です。

▲両脇の赤い線をスライドさせて必要な範囲を指定する

 

▲真ん中のボタンをタップすればトリミングされる

さらに本機には、micro SDメモリーカードスロットが搭載されています。外部ストレージとして利用でき、録音データをそちらにコピーしたり移動したりできます。iCloudやDropBoxなどを使わなくても、PCでの再生を可能にします。

▲本機にはmicroSDメモリーカードスロットを備えている

▲microSDカードを挿しておけば、録音データを移動/コピーできる

iPhoneのデータをバックアップできる外部ストレージとしても優秀

実は「Call Recorder+」アプリの他にも、本機を純粋な外部ストレージとして使うための「ONE」というアプリも用意されています。同アプリを使えば、iPhone内の連絡先やカレンダー、写真や動画などをMicro SDメモリーカード内にバックアップしておけます。

iPhoneのデータバックアップとして使うためのアプリ「ONE」

「Call Reacorder」は、iPhoneでの通話録音に限らず、microSDカードリーダーとしても、データのバックアップ先としても活躍。もちろんイヤホンジャックアダプターとしても使える、かなり多機能で汎用性の高いiPhoneアクセサリーなのです。

>> リンクスインターナショナル「Call Reacorder」

 

(取材・文/河原塚英信)