仏北部シャブリで、寒波に見舞われたブドウ畑(2017年4月21日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】世界第2位のワイン生産国であるフランスで、ブドウの生産地が今春、寒波に見舞われたことから、2017年のワイン生産量は「歴史的な低水準」に落ち込む可能性があると、フランス農業省が明らかにした。

 仏農業省統計局「AGRESTE」が22日公表した統計によると、17年のワイン生産量は前年比17%減の3760万ヘクトリットルとなる見通し。この数字は過去5年の平均からも16%低い。ワイン用のブドウは8〜10月に収穫期を迎えるが、今年は「深刻な霜害で収穫量が落ち込んだ1991年をも下回る歴史的な低水準となる恐れがある」という。

 寒波は南西部のボルドー(Bordeaux)やシャラント(Charente)、北東部のアルザス(Alsace)やジュラ(Jura)などの産地に大きな損害をもたらした。ブルゴーニュ(Burgundy)地方のラングドック(Languedoc)や南東部でも減産となる見込みだ。

 しかし、1992年に世界最優秀ソムリエに選ばれたフィリップ・フォール=ブラック(Philippe Faure-Brac)氏は、今年の生産量については厳しいと認めた上で、ワインの質については「結論を下すのはまだ早い」と述べ、もう少し辛抱してほしいと訴えた。
【翻訳編集】AFPBB News