コンサートへの意気込みを語った岩佐美咲=都内

写真拡大

 元AKB48の演歌歌手・岩佐美咲(22)が23日、東京・よみうり大手町ホールで3度目のソロコンサートを開催。21日に作曲家・平尾昌晃氏(享年79)が死去したことを受け、急きょ平尾氏の作品で自身のデビューシングルにカップリング曲として収録した「瀬戸の花嫁」を歌唱曲に追加し熱唱。故人を追悼した。

 世代は大きく異なるが、平尾氏とは意外な接点があった。AKB時代の2012年、テレビ番組「AKBINGO!」の企画でカラオケ大会を行った際、平尾氏は審査員を務めていた。AKBで最も歌が上手なメンバーを決める大会で、演歌歌手としてソロデビュー直後だった岩佐は、相当なプレッシャーの中、同年3月の第1回、11月の第2回を連覇した。そんな中、第2回の時「前回優勝してプレッシャーある中で、よく頑張ったね」と平尾氏が褒めてくれた言葉が忘れられないという。

 ほかにも「歌がうまいね」と、いつも気にかけてくれた。「私の歌を褒めてくれて。とてもやさしい方でした」と、平尾氏の言葉はソロ歌手として歩み始めた自分に、大きな励みとなり、自信を与えてくれた。

 この日はそんな感謝の思いを伝えるため、開演前に関係者と相談。急きょ歌唱曲の中に「瀬戸の花嫁」を組み入れた。「やさしい言葉をかけてくれたことに感謝します。『瀬戸の花嫁』は、これからも大切に、より一層心を込めて歌っていきたいです」と、天に誓った。

 また今回のソロコンサートは22日から2日間で3公演を行ったが、公演ごとに歌唱曲や演出が変わる初の試みにも挑戦。衣装も振り袖のほか、AKB時代をほうふつさせるアイドル風のドレス姿も披露しながら、新曲「鯖街道」をなど25曲を熱唱。「(アイドル風の衣装は)卒業してもう着る必要はないと思っていたけど、よく考えたら(年齢的に)あと1、2年しか着られない。着られるうちに着ておこうと思った」と、若々しさをアピールしていた。