イエメンの首都サヌアで記者会見する国際NGO「ケア・インターナショナル」のウォルフガング・ヤーマン代表(右から2人目、2017年7月22日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】国際協力NGO「ケア・インターナショナル(CARE International)」は22日、内戦で疲弊したうえにコレラが流行しているイエメンの人道危機は「人類にとって究極の恥だ」と厳しく告発し、国際社会に協力を呼び掛けた。

 イエメン内戦は、政府軍を支持するサウジアラビアが、イランに支援されたイスラム教シーア派系の反政府武装勢力「フーシ派(Huthi)」を掃討する目的で軍事介入した2015年3月以降、急速に戦闘が激化している。

 5日間のイエメン視察を終えたウォルフガング・ヤーマン(Wolfgang Jamann)ケア・インターナショナル代表は記者会見で「われわれは今、21世紀を生きている。(イエメンの)現在の状況は人類にとって究極の恥だ」と述べ、国内の60%が食料不足状態にあり、人口の半数以上が安全な飲み水にアクセスできていないと付け加えた。

 さらにヤーマン代表は、イエメンの多くの地域が飢餓寸前の状況にあるとして、こうした苦難を終わらせるよう国際社会に訴えた。

 世界保健機関(WHO)によると、イエメンではサウジ主導のアラブ連盟が内戦に介入して以来、8000人以上が死亡した。そのほとんどが一般市民だ。負傷者は4万4500人を超えたとみられている。

 さらに今年4月末にはコレラが発生。WHOの21日の発表によると、イエメンでコレラ感染が疑われる人は今月19日時点で37万人近くにまで増加し、4月末以降のコレラによる死者は1828人となっている。
【翻訳編集】AFPBB News