5年前に盗まれたお金が手紙とともに返ってきた(画像は『Amy Christine 2017年7月8日付Facebook「Wow, I am in shock right now. Years ago I had my wallet stolen while at Miller's ale house.」』のスクリーンショット)

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一度薬物に手を出した者が、更生して普通の生活を取り戻すのは並大抵のことではないと言われる。しかしこのほどアメリカから、薬物依存症だった男性が過去に盗んだお金を手紙を添えて本人に返したという話題が届いた。受け取った女性は盗まれた怒りは微塵もなく、感動さえしているという。英メディア『Metro』などが伝えている。

米フロリダ州在住のエイミー・クリスティンさんは今月8日、Facebookに現金140ドル(約15,600円)と1枚の手紙が写った写真を投稿した。エイミーさんは5年半前にレストラン「ミラーズ・エール・ハウス(Miller’s Ale House)」の面接を受けにきた際、140ドルが入った財布をなくしてしまったのだ。レストランにも問い合わせたり、あちこち探してみたが結局見つからなかった。

それが今となって返って来たため大変に驚き、そして感動を覚えたことをFacebookに綴っている。エイミーさんがレストラン・バーで勤務している時、同僚のウエイトレスから封筒を手渡された。聞くと、見知らぬ男性がレストランにやってきて封筒をエイミーさんに渡してほしいと告げて去っていったという。

中を開けると現金140ドルに手紙が添えてあり、そこには5年半前のことが書かれていた。

「私は5年前、あなたに酷いことをしました。私はあなたのバッグから財布を盗んだのです。私はあなたを知りませんが、当時の私は薬物依存症で他人のお金を盗んででも薬を手に入れたいと思っているような人間でした。そしてあなたから盗んだ財布の中の現金と家電量販店ベスト・バイ(Best Buy)のポイントカードを抜き取り、財布は店の横にあったゴミ箱へ捨てたのです。」

「その後、私は薬物治療の施設に入り心を入れ替えました。ここ4年間ほどはドラッグとは無縁の生活をおくってきました。最近、古いバッグの中からあなたのベスト・バイカードを見つけたのです。よくあるような名前でしたが、私はあなたが働いている場所をようやく探し出すことができました。」

「私がしたことは決して許されることではありません。しかしそれでもあなたにお金を返したいと思いました。私は二度と誰かを傷つけるようなことはせず、正直で誠意ある人生を送ります。あなたの幸せと繁栄そして健康をお祈りしています。」

お金を盗まれたエイミーさんは、Facebookに「これを返すために私を探す努力をしてくれたことが信じられませんでした。見知らぬあなたへ、あなたが現在更生していることを涙が出るほど嬉しく思います」と述べている。

薬物依存症から更生し、人生が開けた例は他にもある。アリゾナ州では昨年、10代の頃から薬物依存症に陥っていた女性が祖父の一言で立ち直り、表情にも驚くべき変化を遂げたことが話題になった。

画像は『Amy Christine 2017年7月8日付Facebook「Wow, I am in shock right now. Years ago I had my wallet stolen while at Miller's ale house.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)