敵地でのマリナーズ戦に先発登板したヤンキースの田中将大

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○ マリナーズ 6x - 5 ヤンキース ●

<現地時間7月22日 セーフコ・フィールド>

 ヤンキースの田中将大が22日(日本時間23日)、敵地でのマリナーズ戦に先発。3回に突然乱れ一挙4失点。6回を投げ切り自身に勝敗は付かなかったが、ヤンキースは延長戦の末、サヨナラ負けを喫した。

 田中は初回、2回といずれも二死から安打を許すも、後続を退け上々の滑り出し。しかし1点リードの3回、先頭の9番ズニーノに同点ソロを浴びると、一死後、2番ギャメルには初球の変化球を狙い打たれ、これも右翼席へ飛び込む逆転弾となった。

 その後、二死を奪った田中だが、内野安打と死球でピンチを招く。すると、6番バレンシア、7番ハニガーには連続適時打を許したちまち4失点。突然の大乱調で、この回だけで打者9人と対峙した。

 4回は再び9番ズニーノのからの巡り合わせだったが、ここはわずか6球で3者凡退に抑えた。続く5回、6回も3者凡退に抑え、6回97球、7安打6奪三振4失点で降板。3回以外はほぼ完璧な内容だっただけに、悔いが残る乱調劇だった。

 また、3回の2被弾で今季26被本塁打となり、15年のシーズン25被弾を早くも更新。さらに、メジャー全体でも今季ワーストタイとなり、防御率は5.37となった。

 ヤンキースは3番ジャッジの32号ソロなどで中盤に追い上げ、8回は4番ホリデーが同点犠飛を放ち田中の黒星を消した。しかし、中盤以降は一度も勝ち越せぬまま延長10回サヨナラ負け。チームの連勝は「2」で止まった。