ボクシングの華である“ノックアウト”のオールタイムベストを紹介する動画を、30周年を迎えた米<SHOWTIME>の人気番組「チャンピオンシップ・ボクシング」が公開。選手の体格からファイティングスタイルまで、その進化の歴史と不変の美学を映像で振り返ろう。

https://www.youtube.com/watch?v=reOMs9fu-f8

出典: www.youtube.com

まずは1986年にラスヴェガスで行われたトーマス・ハーンズ対ジェームス・シュラー戦から。実力的には拮抗していた両者だったが、ハーンズは素早いジャブからの連打で相手に反撃の隙を与えない見事な試合運びでKO勝利を収めた。なお、シュラーはこの試合の数日後に交通事故で亡くなっている。

1987年にニュージャージーで行われた、イベンダー・ホリフィールド対ドワイト・ムハマド・カウィ戦もすさまじかった。両者は前年に一度対決しており、カウィにとってはクルーザー級のベルト奪還の狙うリベンジマッチ。しかしロス五輪金メダリストにして、後にいくつものヘビー級タイトルを獲得する(&タイソンに耳を噛みちぎられる)ことになるホリフィールドのパンチは1年でさらに重くなっており、カウィは見事なカウンターを決められマットに沈んだ。

90年代で最も注目したいのが、1995年のヴィンセント・ペットウェイ対サイモン・ブラウン戦だ。WBC世界ウェルター級統一世界王者のブラウンは、IBF世界スーパーウェルター級のベルトを獲るべく試合に臨んだが、ペットウェイの鮮烈な左フックでダウン。倒れながらも意識のない状態でパンチを放ち続ける姿が世界中に衝撃を与えた。

https://www.youtube.com/watch?v=bogg7ydP6as

出典: www.youtube.com

1999年には、全盛期をとっくに過ぎたマイク・タイソンが、後にK-1に参戦する南アのフランソワ・ボタをKO。レイプ疑惑による服役と耳噛みちぎり事件による謹慎処分の後だが、意外とキレのあるカウンターで“ホワイト・バッファロー”をリングに沈めている。

動画は2010年代まで続くが、近年のヘビー級ボクサーたちのゴツい体格は驚異的。まるでプロレスラーのような男たちがブン殴り合う様子はボクシングファンでなくとも一見の価値ありだ。