今夏のハメス・ロドリゲス加入に伴い、一貫してバイエルンでプレーしてきたトーマス・ミュラーの立場が危ういのではとの憶測が流れているところだが、このことについてウリ・ヘーネス会長は「理解に苦しむね。私の印象ではチームにフィットしているし、状態もいい。先日のテレコムカップのような状態なら、プレータイムを気にする必要などないさ」との見方を示した。

だが先日、昨季途中までバイエルンでスポーツディレクターを務めていたマティアス・ザマー氏がテレビ出演した際に、昨季わずか5得点に終わったドイツ代表でのクラブでの扱いについて「彼は自由人。だからいかに自由を感じられるかが重要になってくる。仮りに試合中に長い間目立っていなくとも、そのままプレーさせ続けてあげるべきだ。それこそ彼らしさであり、クラブとって彼は重要な存在。チームの顔、魂、そしてクラブの未来なのだ。バイエルンはそこを理解すべきだろうね」とコメント。

これに対してヘーネス会長は「ミュラーがこの数年間を考えて、満足感を覚えていたことなどないだろう。彼はチャレンジャーだと思う。今のままつづけていけば、彼は心配するようなことは何もない」と反論。むしろ矛先はザマー氏に向けられ、「彼にすぐに伝えたいことは、君の仕事はもうバイエルンについてたくさん話すことではなくなっているんだということ。もちろん彼がバイエルンに苦言を程しようとしたとは思わない。だが周囲はそれを扇動するものだ。そのなかで彼はサラリーをもらっているわけだし、これからよりよいコメントをしていくならば、バイエルンに関する発言は減少していくことだろうね」とチクリ。

なおそのザマー氏がチームを去って以降、ここまでSDの座は空位となったままだが、ヘーネス会長は「ルメニゲ氏と私で対応している。ともに過ごす時間は長いし、なかよく長時間のドライブだってしているよ。しっかりと対応はできるし、そのことについて心配は無用だ」と語った。