デンマーク、いえ北欧を代表するビールといえば「カールスベア(カールスバーグ)」。

カールスベアは、1847年にデンマークで設立され、いまや世界150ヵ国以上で飲まれている老舗のビールブランド。ロゴにデザインされた王冠は、デンマーク王室御用達の証です。

コペンハーゲン郊外にあるカールスベアビール工場の一画にはビジターセンターがあり、博物館でカールスベアの歴史やビールの醸造過程などに関する展示が見られるほか、ビールの試飲やオリジナルグッズのショッピングまで楽しめる盛りだくさんの内容。ビール好きはもちろん、そうでなくても必見のスポットです。

カールスベアビール工場があるのは、コペンハーゲン中央駅からエストー(近郊列車)で5分ほどのところにある、その名もカールスベア駅。ビジターセンターは駅から350メートルほど歩いたところにあります。

現在、ビジターセンターが置かれているのは、カールスベアの創業者J.C.ヤコブセンが最初の醸造所を設けた場所。黒ずんだレンガ造りの建物や古い煙突が、その歴史を物語っています。

ビジターセンターに到着したら、まずはかつての醸造所を改装した博物館を見学しましょう。

館内では、最初に、創業者のJ.Cヤコブセンとその息子カール・ヤコブセン、初期の醸造所の紹介があります。

続いて、世界中から集めたビール瓶のコレクション。これが圧巻で、展示されているビール瓶の本数はなんと1万6000本以上。所蔵しているビール瓶のコレクションは2万本を超え、世界最大のビール瓶コレクションとして、ギネス記録にも認定されています。

コレクションの数は現在も変動を続けています。展示室の壁に当日の展示数と所蔵数が表示されているので、目を留めてみてください。

ずらりと奥まで配置された棚に、ビール瓶がぎっしり詰まった光景は壮観。

各年代のカールスベアの瓶はもちろんのこと、ヨーロッパ各国やトルコ、中国、スリランカなど世界各地のビール瓶が大集結しています。

その先の展示室では、150年以上にわたるカールスベアの歩みが紹介されています。

時代ごとの製法や宣伝手法などの変化も興味深く、カールスベアが世界で愛される一大ビールブランドに発展していく様子がよくわかるはず。

さらに、工場労働者の待遇や生活ぶりに関する展示や、醸造所に欠かせないビールの樽の制作工程の展示、ひと昔前のビールの製造過程の再現など、多岐にわたる展示が続きます。

ビールの醸造に使われていた巨大な器具が並ぶ光景は、迫力満点。室内では「ブクブク」という音が響いていて、臨場感もたっぷりです。

博物館を後にしたら、厩舎へ。「厩舎?」と思われたかもしれませんが、ここには本物の厩舎があり、中には大きなデンマーク産馬が並んでいます。

現在はパフォーマンス用ですが、かつては醸造所から市内まで、馬車でビールを運んでいたといいます。

12時半から14時半までは、15分ほどかけて周辺をめぐる無料の馬車も出ているので、時間が合えば、馬車に乗ってタイムスリップ気分を味わってみてはいかがでしょうか。

見学が終わったら、お待ちかねのビールの試飲。入場料にビール一杯のテイスティングが含まれています。

工場直営だけあって、クリーンでマイルド、香り高いその味わいは格別。日本ではなかなか飲めない、珍しい種類のカールスベアも試すことができます。

敷地内にはカールスベアのオリジナルグッズが豊富にそろったブランドストアもあり、お土産探しにぴったりです。

歴史を感じる環境で、カールスベアの世界にどっぷりと浸かれるカールスベアビール工場。

もともとのファンはもちろんのこと、カールスベアのことはよく知らなかったという人も、すっかりカールスベアが好きになってしまうこと請け合いです。

Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

名前 カールスベアビール工場・ビジターセンター(VIST CARLSBERG)
住所 Gamle Carlsberg Vej 11, 1799 Copenhagen V.
電話 33-271398
開館時間 5〜9月 10:00〜20:00、10〜4月 10:00〜17:00
http://www.visitcarlsberg.com/