ナスターゼは2019年までフェドカップとデビスカップから追放

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 イリー・ナスターゼ(ルーマニア)が、4月に行われたフェドカップ・ワールドグループ供Ε廛譟璽フ「ルーマニア対イギリス」(ルーマニア・コンスタンツァ/クレーコート)の際の不適切な態度と暴言ゆえ、2019年までフェドカップとデビスカップから追放されることになった。すでに仮の活動禁止処分が取られていたが、正式な決断が下されたことになる。

 この活動停止処分に加え、国際テニス連盟(ITF)は、ナスターゼはさらに2年を加えた2021年まで、公式な職について働くことはできないとした。ナスターゼは1973年に全仏オープンを制した元トップ選手で、問題のフェド杯の際には、ルーマニアの代表監督を務めていた。

 71歳のナスターゼはまた、1万ドルの罰金を科せられた。この決断に不満がある場合、彼は今から3週間のうちに上訴することができる。

「ナスターゼ氏は、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に生まれてくる子供について、非常に不適切で、人種的意味で不用意なコメントをした」とITFは言った。

 ナスターゼはまた、「イギリス代表監督のアン・ケタボンヌに向かって性的なニュアンスを持つ暴言を吐いた」と、ITFは指摘した。

 彼はITFのイベントには参加できないが、この追放は、グランドスラム大会や、ATP、WTAのトーナメントには適用されない。これらの大会はITFの支配下にはないからだ。

 ナスターゼは4月、セレナの生まれてくる子供の肌の色について推測するコメントをしたこと、イギリスとのフェド杯の際に暴言を吐いたことで、暫定的な活動停止処分を受けていた。

 彼はこれに先立ち、過ちを犯したこと、短所があることを認めたが、自分が、真に愛するスポーツ、テニスのために戦っていること、テニスを自分の人生から分かつことはできないことを強調していた。

 フェドカップ監督として上記の対戦に従事していたとき、ナスターゼは対戦相手のジョハナ・コンタ(イギリス)とケタボンヌ監督、主審に罵詈雑言を投げ、主審は彼を退場させていた。

 元トッププレーヤーだったナスターゼは、全仏オープンへの(招待による)出入りを禁じられ、2度決勝に至っていたウィンブルドンでも、ロイヤルボックスに招待されなかった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「マドリッド・オープン」(スペイン・マドリッド)をスタンドで観戦するイリー・ナスターゼ
Photo:MADRID, SPAIN - MAY 10: Ilie Nastase looks on during day five of the Mutua Madrid Open tennis at La Caja Magica on May 10, 2017 in Madrid, Spain. (Photo by Clive Rose/Getty Images)