英バッキンガム宮殿に展示された、ケンジントン宮殿でダイアナ元皇太子妃が使っていたデスク(2017年7月20日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)が世界の元首から贈呈された品々がバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)で22日から展示される。

 南アフリカのネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領やジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)元米大統領らから贈られた200点を超える「ギフト」を見れば、君主として世界を駆け巡り各国元首と交流してきた女王の姿がうかがえるだろう。

 この特別展示「ロイヤル・ギフツ(Royal Gifts)」のキュレーター助手を務めるサリー・グッドサー(Sally Goodsir)氏は、「女王と他国元首との面会における最も普遍的な側面の一つは、ギフトの交換だ」と話す。

 1952年の即位以来、エリザベス女王が世界を回った移動距離は160万キロ以上。89か国を公式訪問した。国賓として迎えた元首は100人以上に上る。

 ケネディ大統領(当時)は1961年、ジャクリーン・ケネディ(Jacqueline Kennedy)夫人と共に非公式にロンドン(London)を訪問。バッキンガム宮殿での夕食に招かれた。その際にケネディ大統領が女王への「深い尊敬の念」を手書きで添えて贈ったポートレート写真も展示される。

 ふたに銀色のサギが施された漆の箱は、戴冠式が行われた1953年に日本の昭和天皇から贈られた品だ。「その後の1970年代の昭和天皇による英国の公式訪問は、日本の天皇として初の外国訪問だった」とグッドサー氏は言う。

 女王には、生きた動物も数多く贈られた。約20頭の馬をはじめ、1961年にはガンビアからワニ、1972年にはカメルーンからゾウ、1977年にはオーストラリアからカンガルー6頭──すべてロンドンの動物園で飼育された。

 バッキンガム宮殿に到達するまで最も長い旅をしてきた贈り物は、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していた英国人のティム・ピーク(Tim Peake)飛行士からのものだ。ピーク氏は2016年、英国人で初めてISSから宇宙遊泳を行い、その際に着けていた英国旗の記章を女王に贈った。

 今回の展示では、死後20年を迎えたダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)への追悼として、ブリーフケースやバレエシューズなど元妃の私物も多く公開される。
【翻訳編集】AFPBB News