25年前に手を持たずに生まれてきたMariusz Kedzierskiは、「なぜ、五体満足に生まれなかったのか…」。そう、ずっと疑問に思いながら生きてきました。

自分は不幸だと思い続けていた彼でしたが、それでもペンを取り描き続ける道を歩むことに決めた時から、彼の生き方は大きく変わったのです。

才能だけじゃない
努力の道を突き進む

今でこそアーティストとして活躍するMariuszですが、2008年の冬に描き始めた当時は、小さな子どものラクガキのような絵だったそうです。

でも、1日たりとも休まずに、12時間にも及ぶデッサンを続けているうちに、自分でも成長がわかるほど、みるみる上達していきました。その後、路上で肖像画を描くようになり、人々の顔だけではなく、それぞれの人生を感じるほどの腕前に。大きな障壁を乗り越えて「自信と誇り」を手に入れた彼はこう言います。

「手のない僕が描き続けることで、人生に不可能なんてないことを示したい」  

一人ひとりの物語に
自分の思いを込める

世界には多くの人間がいて、人の数だけ物語があります。長年に渡って描き続けた肖像画が、それぞれの人生の語り役を果たしているのです。

なぜ手を持たずに生まれたか、ペンを握ることで答えに辿り着いたと、Mariuszは言っています。アーティストでもあり、語り手でもある彼の絵には、何事も諦めずに強く生きていくためのメッセージが込められているのです。

Licensed material used with permission by Mariusz Kędzierski,(Facebook)