14-15NBA王者ゴールデンステイト・ウォリアーズの選手に囲まれながらユニホームを手にポーズをとるバラク・オバマ米大統領(下段中央、2016年2月4日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米プロバスケットボール協会(NBA)のアダム・シルバー(Adam Silver)コミッショナーは21日、2016-17シーズンのNBAファイナルを制覇したゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)が、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の招待を受けてホワイトハウスを表敬訪問することを期待していると述べた。

 シルバーコミッショナーは、ザ・プレイヤーズ・トリビューン(The Players' Tribune)のウェブサイトに投稿されたインタビューの中で、あくまでも個人的な意見とした上で、優勝チームが招待に応じるかどうかはリーグが決定すべきではないという見解を示した。

 先月のNBAドラフト前に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)のCJ・マッカラム(C.J. McCollum)とのインタビューで、シルバーコミッショナーは、「個人の政治的見解にかかわらず、どんな政治家や選ばれた役人よりも、米政府機関は重要な存在だと思う」と語った。

「優勝チームがホワイトハウスを訪れるという素晴らしい習慣が、政治闘争になってしまうことを懸念している。訪問については球団として決断を下すべきだと思うと同時に、行かなくても選手の意思を尊重するつもりだ」

 ホワイトハウスへの表敬訪問は、スポーツ界の慣例として長い歴史を持っており、優勝チームとしてウォリアーズが2015年、昨年はクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)が大統領の招待に応じているが、いずれもバラク・オバマ(Barack Obama)政権時代のこととなっている。

 ウォリアーズのスティーブ・カー(Steve Kerr)ヘッドコーチ(HC)は、一部の選手とともにトランプ政権を批判しており、先月のインタビューでは、米国を分断した同大統領の招待を受けるつもりはないと話していたが、現在は考え直しているという。

 カーHCはサンノゼ・マーキュリー・ニュース(San Jose Mercury News)に対し、「ホワイトハウスからの招待について考えることは非常に重要だ。なぜなら、われわれが行けば、前向きな影響を及ぼす可能性があるからだ。ほかの大勢の選手と同様に、トランプ大統領の発言や行動の一部について、私は断固反対の立場だ。その一方で、米政権をはじめ政府機関には敬意を払っている」と語った。

 今年4月には、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)で第51回スーパーボウル(Super Bowl LI)を制したニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)が、トランプ大統領からホワイトハウスに招かれた。

 一部の選手がトランプ大統領との政治的見解の相違について言及するのを避けるなか、チームのスーパースターで同大統領の友人と言われることもあるQBトム・ブレイディ(Tom Brady)は、家庭の事情で訪問を取りやめた。
【翻訳編集】AFPBB News