メキシコ・ミチョアカン州モレリアで、相次ぐジャーナリストの殺害に抗議して地面に書かれた「SOS PRENSA(SOSプレス)」の文字(2017年6月28日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】メキシコで今年6月に起きた殺人事件の件数が、過去20年で最多だったことが公式統計で明らかになり、増加する暴力事件を抑制できない当局の無力さが浮き彫りになった。

 国家公安システム(National Public Security System)の幹部によると、先月に起きた殺人事件は2234件で、5月の2191件から増加した。これはメキシコが殺人事件の照合を開始した1997年以来の高水準になる。先月の統計は、殺人事件を捜査し連邦当局に報告する地方検察当局が提出した数字を元に出された。

 また今年上半期は特に殺人事件が多く、捜査件数は前年同期比30%増となる計1万2155件だった。

 殺人事件の発生件数が多かった最も多かったのは、麻薬組織がはびこる南部ゲレロ(Guerrero)州と首都メキシコ市(Mexico City)を取り囲むメキシコ(Mexico)州だった。

 メキシコ政府は組織犯罪の撲滅活動を行っているものの、暴力事件はここ10年間、増加の一途をたどり、死者数は18万6000人に上っている。
【翻訳編集】AFPBB News