けんてぃーの発言に密着!/[c]2017映画「心が叫びたがってるんだ。」製作委員会 [c]平和バスターズ

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この夏一番泣ける<最高の失恋>ムービーとして話題沸騰中の『心が叫びたがってるんだ。』が22日、公開初日を迎えた。TOHOシネマズ新宿で初日舞台挨拶が行われ、主演を務めた中島健人(Sexy Zone)、芳根京子、石井杏奈(E-girls)、寛一郎の4人と熊沢尚人監督が登壇した。

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『心が叫びたがってるんだ。』は、深夜アニメの歴史を変えたともいえる『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』の制作チームが再結集し、大ヒットを記録した同名アニメ映画を、注目度の高いフレッシュなキャストとスタッフで実写化した青春ラブストーリー。

超満員となった場内には、数多くの“けんてぃー”ファンが詰めかけ、コンサート会場のように「健人」の文字が書かれたうちわや、本作の役に合わせて「坂上」や「拓実」の文字が書かれているものも見受けられた。

劇中では本音で向き合うことが苦手な主人公・坂上拓実を演じた中島。役柄とは対照的に、いつも通りの熱烈なファンサを披露する“セクシーな対応”が見られるかもと期待したが、ここではクールな王子様対応を貫いた。そんな彼の舞台挨拶中のほとんどすべての発言をピックアップしたい。

まず壇上に上がった登壇者たちの挨拶の先陣を切った中島は、「皆さんおはようございます。えー…愛すべき今日に、愛すべきこの作品を皆さんにお届けすることができて、とてもうれしさで心が叫んでおります。今日は皆さんと素敵な一日を過ごしたいと思っているのでどうぞ、楽しんでいってください。よろしくお願いします」と作品のタイトルに掛けた控えめなコメントで入る。

トークセッションの場で作品の見どころを訊ねられると、これから作品と初めて出会う観客たちに対して「やっぱり、この作品の肝ともなるミュージカルシーンは、皆さんに早くお見せしたいです。みなさんすごく努力されて、日々踊りだったり歌だったり、そういうものを積み上げていきながら、ミュージカルシーンを監督のご指導の下に作りましたので、そこに込められているメッセージを皆さんに楽しんでほしいです」と他のスタッフ・キャストに敬意を込めながら述べた。

さらに「監督に、ここはけんてぃーでいてくれ、という許可が下りたので」と劇中のほかの場面では“王子”キャラを封印し、坂上拓実に徹していた彼の、華麗なる王子様ぶりが解禁されていることを明かしたのだ。

また、見どころを聞かれて「全部!」と答える芳根に便乗し、「全部ですね」と笑顔を見せた中島は「瞬きはしていいです」と軽やかにジョークを披露。拓実の元恋人である仁藤役を演じた石井杏奈とのシーンについては、「いろいろね、距離感とかね。絶妙な距離感だったからね」と、久しぶりに本音を語り合う二人の微妙な関係にコメントを寄せた。そんな難しいシーンであっても、「監督のご指導の下やったシーンなので、相談というよりは自然の空気感を出して、ナチュラルに」と、ここでも“けんてぃーらしさ”を見せていたことをうかがわせる一幕も。

そんな撮影現場は終始楽しげだったようで、「四人の仲の良さに注目してほしい」発言した寛一郎には「日々ね、ずっと笑い合ってたから、その空気感が本当に出ているので、これほどまでにハッピーな映像はないんではないかな」と補足し、これからハッピーな時間を楽しむ観客からは待ちきれんとばかりの拍手が巻き起こった。

作品のキャッチコピーに合わせて「自分を強くしてくれたものは何か」という質問に対して中島は「僕は、ポジティブシンキングですね」と堂々と胸を張って答える。「やっぱり、生きる上で、ずっとポジティブでいたいなと思っていて、そういう運命を迎え入れるものではなくて想像するものではないかな。言葉だったり、“明るい言葉”に強くしてもらっています」と述べた。

ほかのキャストのコメントの際にも常に口元にマイクを待機させて、即座にコメントを用意する神対応を見せる中島であったが、寛一郎の珍解答を受けると、脱力したのかマイクを持った手をおろして柔らかな笑顔を見せる。12時間眠って強さをもらっていると述べる寛一郎に、「12時間?アメリカいけるよ」とここでもジョークを披露した。

トークセッションの終盤では「ここさけ」をお題にした「あいうえお作文」をメンバー4人で作る企画に移る。順番が割り振られ、最後の「け」を任せられた中島に、場内のファンは期待でざわつき始める。

「本当に、うちら打合せしてないんで、フリースタイルですよね」と、笑顔で対応する中島に対して司会者は「中島さんの締めにかかってるんで」とプレッシャーをかけると、「どんどんハードル上げるな!」と爽やかなツッコミを入れるのだ。

そして、寛一郎の「こんにちは」、石井の「このメンバーでここまでこれたのも」と、徐々に仕組まれた展開が見え始めると、芳根が「最高に最強な座長のおかげです。そんなうちの座長は!?」と、中島に振る予定通りの展開に。即座に中島は、ジャニーズアイドルらしい最高の笑顔を観客たちに向けて、「けんてぃーです!!」と今回の舞台挨拶中で最高の輝きを見せた。

照れくさそうな笑顔を浮かべながら、メンバーに感謝を述べる中島は、「本当に支えていただきましたね。うれしさで叫んでます。ありがとう!」と言ったあと、マイクから外れたところで「やべえ」と小さくつぶやき、喜びを爆発させた。

最後に締めの挨拶を任された中島は、「改めまして、さかがみtくm…かんじゃったな」と、先ほどの嬉しさから緊張したのか「すいません、あまがみ拓実になっちゃいました」と、決して折れずに神対応を見せ続ける。

「改めまして、坂上拓実役を演じさせていただきました中島健人です。ありがとうございます。この作品は、言葉の色、重み、大事さ、それを大切にしている作品です。この作品はみなさんにとっていろいろな捉え方があると思います。でも『ここさけ』を、プロデューサーさんはじめ制作陣の方々が、やりたいとしっかりと言葉にして話してくれたから、このメンバーを揃えたいとしっかりと言葉にして言ってくれたからこそ、今皆さんと今、この素敵な時間を共有できていると思っています。言葉は人を強くしますし、この作品の大テーマである<最高の失恋>も、明日のあなたを勇気づけると思います。この<最高の失恋映画>で皆さんの明日がより良いものになると僕は信じていますので、ぜひとも『ここさけ』を愛してください。今日はありがとうございます」と締めくくった。

いよいよ本格的な真夏日となった本日公開された本作には、ノスタルジックな夏の風景が盛りだくさんだ。原作となったアニメと同様に埼玉県秩父市周辺でロケーションを行っており、“けんてぃー”ファンの間で、この夏、聖地巡礼が流行ることは間違いないだろう。【取材・文/久保田和馬】