Appleの共同創業者、スティーブ・ウォズニアック氏が、低価格と高性能でシェアを伸ばす中国メーカーのスマートフォンとiPhoneを対比して、「iPhoneは値段は高いがそれに見合った価値がある」と語りました。

iPhoneの価値は「安全」

中国の広東省で開催されたテクノロジーイベントで講演したスティーブ・ウォズニアック氏は、中国メーカーのスマートフォンについて「多くの人が買える低価格でありながら高機能で、デザインも良く、感心している」と賞賛しました。
 
その一方で、高価格帯に位置するiPhoneは、低価格を売りにする中国メーカーのスマートフォンと違い、イノベーションを率いる存在であり、価格に見合った「安全」という価値を提供している、と語っています。
 

Apple製品は安全です。Apple製品は確かに高いですが、多くの人にとって確実な選択であり、Appleが好きになれば、喜んで購入するようになります。

市場シェアよりも最高の信頼性を重視

ウォズニアック氏は、Appleは市場シェアよりも製品の信頼性を重視している、として以下のように語っています。
 

Appleは性能の面では全く遅れをとっていません。数千万台の製品を作ることは、最高の製品を作ることではありません。大量生産と信頼性の両立が簡単ではないことを考慮しなくてはなりません。

 
一方で、中国の人気サービスWeChatなどのライバルたちが既に実現し、Appleは今秋公開のiOS11でようやく対応する予定のユーザー間送金を例に挙げて、Appleが中国のライバルたちに遅れている面があることを気にかけている、と明かしています。

中国メーカーのスマートフォンは「しっくりこない」

生粋の技術者として知られるウォズニアック氏は、数多くのAndroidスマートフォンを購入しているものの、中国メーカーのスマートフォンを購入したことはないそうです。
 
その理由について同氏は、「ロシアのスマートフォンと同じで、中国のスマートフォンは私にはしっくりこない」と述べています。

中国で苦戦するApple

IDCが発表した中国のスマートフォン市場に関するデータは、Appleが中国市場で苦戦していることを示しています。
 
2017年1月から3月の期間、中国国内でのiPhone出荷台数は960万台で、前年同期比26.7%という大きな落ち込みを記録しました。
 
同時期の中国スマートフォン市場におけるAppleのシェアは9.2%で、前年同期の12.7%からシェアを落としています。シェア4位のAppleの上には、Huawei、Oppo 、Vivoの中国メーカーが並んでいます。

 
 
Source:South China Morning Post
(hato)