米首都ワシントンの司法省で記者会見に臨むジェフ・セッションズ司法長官(2017年7月13日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は21日、ジェフ・セッションズ(Jeff Sessions)米司法長官が、昨年の大統領選期間中にロシアのセルゲイ・キスリャク(Sergey Kislyak)駐米大使と会って大統領選関連の事柄について話していたとする関係者の証言を報じた。

 同紙は、すでに辞めた人を含む複数の米政権関係者の話として、キスリャク大使が大統領選当時ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の顧問だったセッションズ氏と2度面会したことについてロシア政府に報告した通信を米情報機関が傍受したと報じた。

 これによるとキスリャク大使は、ロシア政府にとって重要な政策問題を含む大統領選関連の事柄についてセッションズ氏と話し合ったと報告したという。

 同紙は元当局者の話として、傍受した内容から、セッションズ氏とキスリャク氏がロシア関連の問題に対するトランプ氏の見解やトランプ政権が発足した場合の米ロ関係の展望などについて「実質的な」話し合いをしていたことを示唆していると報じた。

 別の米当局者は、キスリャク氏と会ったのは覚えている限り1度だけだというセッションズ氏のこれまでの説明は「他の証拠と矛盾」し、「人を欺くもの」になっていると述べた。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は19日の米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)のインタビューで、セッションズ氏が米大統領選に対するロシアの干渉疑惑の捜査に関与しないことになるのを知っていれば司法長官に起用していなかったと語っていた。

 司法長官の職を失うのではないかと取り沙汰されているセッションズ氏は、ワシントン・ポストの21日の報道によって一層の圧力を受ける形になった。
【翻訳編集】AFPBB News