1990年代のNBAはセンター全盛期の時代と言っても過言ではないだろう。その中でもひときわ存在感を放っていた選手がパトリック・ユーイングである。

角刈り頭にゴツゴツの身体……どこかで見たことのある選手だ。そう、あの『スラムダンク』のバスケ部主将・赤木剛憲にそっくりなのである。実際、このユーイングが赤木のモデルではないか?というのがNBAファンの間では通説となっている。

ジャマイカ出身のパトリック・ユーイングは身長約213僉体重約115圈まさに“センター”といった彼は、子どものころからバスケット選手として頭角を現していた。大学はジョージタウン大学に進学。名センターを輩出することで有名な同大学だが、彼がその“先駆け”的存在である。他には、ディケンベ・ムトンボやアロンゾ・モーニング、ロイ・ヒバートなどがいる。

そしてNBAにおいて彼のプレイは、一般的なセンターのはるか上の次元であった。

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出典: youtu.be

第2位や1位のプレイのように強靭な身体から発揮されるパワーで、相手にぶつかりながらもダンクを決める。そして、第9位のプレイのように巧みなフットワークからのシュートや、中距離のシュートも得意としていた。
さらには、スラムダンク赤木ばりの“ハエたたき”ブロックをかまし、その後すぐさま速攻に参加しダンクを決められる走力も兼ね備えていた。

2002年に引退してからはコーチングの道に進み、中国人センターのヤオ・ミンや、“スーパーマン”ことドワイト・ハワードをリーグ屈指のセンターに育てた実績を持ち、2017年からは母校ジョージタウン大学のヘッドコーチに就任。
キングコングのDNAを受け継いだセンターが、未来のNBAで活躍する日もそう遠くはないだろう。