撮影が終了し、私服に着替えて帰宅する吉岡里帆

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7月クールの日曜劇場『ごめん、愛してる』(TBS系)で、ゴールデン帯ドラマ初ヒロインを務める吉岡里帆さん。

彼女が表紙を飾り、40ページの吉岡里帆大特集を掲載した7月10日発売の『週刊プレイボーイ』30号は、全国の書店、コンビニで売り切れが続出し、電子版の売れ行きも絶好調。

前回、週プレNEWSで配信したロングインタビュー前編・後編に続き、全国の週プレ読者が待ち望んだ、彼女の晴れ舞台の裏側に潜入した!

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「ヒロインって重みが違いますね。台本を読んで大事なシーンには自分が必ずいて、物語の軸になっているんだなとすごくやりがいを感じます」

日曜劇場『ごめん、愛してる』(TBS系)で、ゴールデン帯ドラマ初ヒロインを演じる吉岡里帆。彼女は穏やかに笑い、作品への意気込みを力強く語った。

「誰もが知っている伝統ある枠。決まった当初は、正直不安もありました。でも現場で緊張していてもいいことないですからね。今は力を抜いて、本番で全力を出せるよう心がけています」

今回の撮影現場でも、本番ぎりぎりまでおどけたり、共演者やスタッフと談笑したり。台本片手にナーバスに…なんて本誌記者の勝手な心配もどこ吹く風、実に生き生きと動き回り、早くもヒロインの風格が漂う。

『ごめん、愛してる』は韓国で大ヒットした純愛ドラマのリメイク。彼女は幼なじみをいちずに思い続けながらも、数奇な人生を歩んできた主人公と運命的に出会い、ふたりの男性の間で心が揺れる女性を演じる。

「ラブストーリーのヒロインというのは、これまで個性的な役が多かった私には新しい挑戦です。でも王道の役柄だからこそ、決して背伸びすることなく向き合っています。『ヒロインは演じるものではなく、自然とそこにいるもの』という監督から教わった言葉を大事にして、どのシーンにもワクワクしながら臨めればいいですね」

本作の撮影はほぼ連日。ほかにラジオのレギュラーなども抱え、先月6月の休みはわずか1日。多忙な日々が続く。



「心配してくださる方もいるけど、お芝居をできていることが幸せなのでストレスはゼロです。現場が熱い方ばかりで本当に楽しいです。カフェに行って外の景色を眺めたり、本を読んだり、インプットする時間も設けるようにしていますけど…」



女優としての矜持(きょうじ)を持ち、真摯(しんし)に作品に臨む吉岡里帆。お芝居するときのこだわりは?と聞くと、こんな答えが返ってきた。

「みんなで作り上げることです。共演の皆さんと演技を交わし、スタッフさんの目を通し、そうして自分の演じる人物像がわかってくる。今回もヒロインとはいえ、あくまで物語の一部で、特別な存在ではないと思っています。その上で、どんなときも、誰もがそこにいることを認めてくれるようなキャラクターを演じたいと思います」

(撮影/本田雄士 取材・文/大野智己 協力/TBS エーチーム)

◆『週刊プレイボーイ』30号では吉岡里帆をグラビアやロングインタビュー、ドラマ密着取材など合わせて40ページで大特集、そちらもご覧ください!

●『ごめん、愛してる』

(TBS系、毎週日曜21:00〜)長瀬智也×吉岡里帆×坂口健太郎×大竹しのぶふたつの三角関係が交差する、この夏一番切ない愛の物語。幼い頃、母親に捨てられ不遇な環境で過ごしてきた岡崎律(長瀬智也)。底辺で生きる彼の居場所はもはや裏社会にしかなかった。そんな暗澹とした日々を送っていた律は、ひょんなことからひとりの女性・三田凜華(吉岡里帆)を助ける。後に、これがふたりにとって運命を変える出会いとなる…。