エアアジアグループが、とにかく面白くなってきました。

「LCCの王者」としてその名を馳せてきたエアアジアですが、ここ最近で日本を発着する国際路線が充実しました。この会社はヨーロッパ線を取り止めることによってできた余力を、極東や東南アジアのローカルに振り分けているような感じも見受けられます。

本当の意味での「空の革命」は、これから始まると言っても過言ではありません。

・バリ島直行便!

まず最初に書いておくべき事実は、インドネシア・エアアジアXの成田-バリ便就航の話題。

これは当初、週3便のフライトでした。ですが予想以上の人気を受け、毎日発に変更されました。成田からの出発時刻は朝8時25分で、これは首都圏よりも遠方から来る利用客にとっては決して言い難い頃合いです。ところがそれにもかかわらず、チェックインカウンターには連日多くの人が詰めかけます。

この行列がスケジュールを遅らせてしまっているということもあり、そのあたりの改善は急務と言えるでしょう。

ただ、東京からインドネシアのバリ島までの直行便が就航したというのは、観光業界にとっても極めてインパクトの大きい出来事でもあります。2010年にJALがバリ島との定期直行便を廃止してから、ここを訪れる日本人観光客は目に見えて減ってしまったと地元観光業者は口にします。

外資系LCCであるエアアジアグループがその代わりとなるかは、まだ不透明です。しかし「低運賃で経由地なし」というのはやはり魅力的な要素で、これからもさらに多くの日本人観光客を集めることでしょう。

・数日後のチケットも激安

そして忘れてはならないのが、羽田-クアラルンプール間のエアアジアXの便。

筆者が調べたところによると、今年7月から12月までの間の便は1万円台のチケットがかなり多く用意されています。これはもしかしたら、上記の成田-バリ便に利用客が流れていった影響でしょうか。

LCCは「できるだけ早く予約しないと損をする」と言われていますが、羽田-クアラルンプール便に限って言えばその文言には当てはまらないと判断できます。筆者がこの記事を執筆しているのは6月25日。その2日後の27日の羽田発クアラルンプール着をエアアジアのサイトで調べてみても、片道2万900円に過ぎません。

何だか、国内を走る新幹線が割高な交通手段に見えてきます。

・空のシルクロード

東南アジア諸国は、今や「ビザフリー連合」になっています。

ASEANの雄インドネシアが観光客向けのビザ免除に踏み切ったことで、旅行者にとっての利便性が大きく向上しました。実際、ビザをなくしたことによる地元へのインバウンド効果も生まれているようです。

広大な世界の国々は、「空のシルクロード」によって確実に身近な存在になっているのです。

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