あなたは十分な睡眠を取れていますか? その前にベッドルームは何色ですか? 意外なことに睡眠は色に大きな影響を受けていることがわかっています。ベッドルームにつくなり爆睡できる人、ベッドルームにつくもあまり寝付けないという人。もしかするとどちらもベッドルームの色に影響を受けた結果であるかもしれません。そんな睡眠に影響を与えるとされる眠りと色の関係性について紹介したいと思います。

睡眠を促す色と妨げる色がある

カラーセラピーというものがあるとおり、色が人に様々な影響を与えるのは多くの方がしっていることだと思います。この色が人に与える様々な影響のうち、睡眠へ与える影響というものも多数確認されているのです。例えば色の中には、睡眠を促す色や、睡眠を妨げる色というものがあります。睡眠を促す色として知られているのが青やオレンジが有名。そして睡眠を妨げる色として有名なのが紫やグレーなど。でも何故紫やグレーがダメで青やオレンジが睡眠に良いとされているのでしょうか。

色が睡眠にどのように影響を与えるか

青は鎮静の色といわれており、心を落ち着けるだけでなく、血圧や心拍数を抑える効果があるため、より質の高い睡眠を期待することができます。オレンジは温かみのあり神経を刺激しにくい色であることから、睡眠の質を高めるだけでなく、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑えにくい特徴もあるようです(メラトニンを増やすコツ https://www.supkomi.com/whatsnew/11-20170621-5.html)。寝室の明かりには白熱灯が良いといわれているのはこのため。紫は人の感受性に訴えかけ、無意識の思考を促してしまうため、寝つきを悪くしたり、嫌な夢にうなされてしまうことが。グレーは気持ちが落ち込んだり、不安を抱きやすくさせることから、落ち着いて眠りにつけないことがあるといいます。このように、各色にも睡眠に良い影響を与えたり、悪い影響を与える色があるということです。

色が睡眠時間に影響を与えることが判明

イギリスのロンドンで行われた研究にて、各色で装飾されたベッドルームで寝ている英国人の睡眠時間を調査したところ、その色によって睡眠時間が長くなっていたり、短かくなっていたりすることが分かったようです。具体的には以下のようになります。各色で平均どれくらいの時間が睡眠に費やされているかを記録したものです。

青/7時間52分黄/7時間40分緑/7時間36分銀/7時間33分オレンジ/7時間28分赤/6時間58分金/6時間43分グレー/6時間12分ブラウン/6時間5分紫/5時間56分
色は睡眠の質だけでなく、睡眠時間にも大きな影響を与えているのですね。眠りが浅い、寝つきが悪い方は、睡眠の質に悪い影響を与える色に心当たりはありませんか?全体的に紫色のベッドルームを構築していたりはしませんか?もし心当たりのあるなら、一度睡眠の質に良い影響の与える色にベッドルームを装飾してみることをおすすめします。絶対とはいえませんが、もしかするとベッドルームの色ひとつで、睡眠の質を大きく高めてくれるかもしれませんよ。(睡眠不足で死亡リスクが上昇)


writer:サプリ編集部