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メディアが想起させるイメージに不安、靖国参拝で

メディアが想起させるイメージに不安、靖国参拝で
15日午前、東京・靖国神社の参拝者を取材撮影する海外マスメディアのスタッフ (撮影:小田光康)
【PJ 2005年08月15日】− けさ、靖国神社へ取材に出かけた。韓国国営放送のKBSや、国際通信社の英ロイター通信や仏AFP通信などを含め、国内外の多くの報道機関が「靖国参拝」をテーマに取材に励んでいた。そこで一つ気になったことがある。欧米やアジアの報道機関の多くが、かつての日本の軍国主義を連想させるような光景をさかんに取材撮影していたことだ。

 15日の靖国神社には、多くの一般参拝者らに混じって、軍国主義を想起させる雰囲気を放つ掲示物を掲げたり、服装をした人もいた。これら一部にフォーカスした映像がテレビ番組を構成し、「靖国参拝イコール軍国主義」といったイメージが、外国の人びとに植え付けられていくことを危惧(きぐ)している。

 つまり、靖国参拝のテレビ番組の中に、モザイク状にちりばめられた軍国主義を強調する一つ一つの映像が重なり合い、無意識のうちにその番組全体が、メディア自体が作り上げた「思想」を投影してしまうおそれである。その結果として、読者・視聴者の多くが「ほとんどの日本人は現在でも軍国主義者である」といった視点を持ってしまう不安である。

 現実には、「客観“的”報道」はあっても、「客観報道」などあり得ない。ある事柄を報道すること自体が、マスメディアの主観だからだ。マスメディアの報道が中立公正な客観報道だと、読者・視聴者の多くは思いこんでいる側面がある。また、多くの報道機関側も、客観報道を標ぼうしている。このある種の暗示が、読者・視聴者の誤解を生み出す淵源(えんげん)になっていないのだろうか。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 小田 光康【 東京都 】
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