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ディズニーリゾートラインは東京ディズニーリゾートをぐるりと1周するモノレールだ。全区間単線で、反時計回りの一方通行。JR京葉線舞浜駅に隣接した「リゾートゲートウェイ・ステーション」から乗車すると、「東京ディズニーランド・ステーション」「ベイサイド・ステーション」「東京ディズニーシー・ステーション」の順に巡回する。

ディズニーリゾートラインの車両「リゾートライナー」は6両編成で計5本あり、丸みを帯びた白い車体に異なる色の帯を巻く。公式サイトによると「海と空を思わせるブルー」「太陽のように明るいイエロー」「優しい花のようなパープル」「森の木々のようなグリーン」「キュートなピーチ」の全5色だという。外観はミッキー型の窓が目立つ。車内もミッキー型の吊り手、ディズニーにちなんだBGMが流れる。

東京ディズニーリゾートを高いところから眺めることができるので、車窓風景も楽しい。アトラクションのひとつとして楽しむ利用者も多いと思うけれど、ディズニーリゾートラインは国土交通省の認可を受けた第一種鉄道事業者である。全区間が東京ディズニーリゾートの敷地内というわけではなく、公道をまたぐ区間もある。上野動物園のモノレールと同じで、遊具ではなく鉄道事業として扱われる。

乗車するために買うきっぷはアトラクション券ではなく、運送約款にもとづく乗車券だ。全区間均一料金で1乗車260円。他に「1日フリーきっぷ」「2日フリーきっぷ」「3日フリーきっぷ」「4日フリーきっぷ」が用意されるところはリゾートらしい。券面にはディズニーキャラクターが描かれ、期間限定デザインもあって、ディズニーファンのコレクションアイテムにもなっているようだ。これらもすべて乗車券である。

遊びに来た人たちならキャラクターが描かれたフリーきっぷを使うだろうけれど、首都圏の第一種鉄道事業者なのでICカード乗車券も利用できる。「PASMO」「Suica」をはじめ、「Kitaca」「manaca」「TOICA」「PiTaPa」「ICOCA」「はやかけん」「nimoca」「SUGOCA」にも対応している。

ディズニーリゾートラインの公式サイトに回数券・定期券の料金も掲載されている。これは東京ディズニーリゾートの「キャスト」や周辺のホテルで働く人が利用するのだろう。東京ディズニーリゾートの年間パスポートを使い、毎日のように通う人も定期券が便利かもしれない。こちらもきっぷと同じく全区間均一で、1カ月7,710円、3カ月2万1,980円、6カ月4万1,640円。1カ月定期なら30回の乗車で元が取れる。行きと帰りで15日分だ。

通学定期券もある。公式サイトには表示されていないけれど、運営会社の舞浜リゾートラインが2013年12月13日に発表した報道資料に金額があった。この報道資料は2014年4月の消費税引上げにともなう旅客運賃上限変更の認可申請に合わせて発表され、以前から設定されていた通学定期券も値上げすると書いてあった。ちなみに通学定期券は1カ月4,630円、3カ月1万3,200円、6カ月2万5,010円となっている。この申請は、2014年3月4日に国土交通省から他の鉄道事業者の分も合わせて認可された。

ところで、通学定期券といえば学生が学校に通うために利用する定期券だ。通勤定期券は誰でも買えるけれど、通学定期券を購入する際は指定された学校の発行する証明書類が必要となる。自宅最寄り駅から学校最寄り駅までという条件もある。

しかし、ディズニーリゾートラインの「東京ディズニーランド・ステーション」「ベイサイド・ステーション」「東京ディズニーシー・ステーション」の近くに学校は見当たらない。もしかしたら、これらの駅付近に住んで、JRに乗り換えて通学する人がいるのだろうか。住み込みで働く家族がいらっしゃるとか? それはちょっと考えにくい。そもそも、本当に利用者がいるのだろうか。舞浜リゾートラインに聞いてみた。

「通学定期券を利用される方はいらっしゃいます。観光に関する専門学校の実習生さんです。東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテルで研修されるようです。時期的には1月から3月にかけて利用される方が多いようですね」

学校はなくても、観光に関する専門学校のカリキュラムとして、実際のホテルで実習がある。期間は1〜2カ月程度で、春休み期間が多いようだ。専門学校が証明書を発行すると、ディズニーリゾートラインも対応してくれるというわけだ。なるほど。ディズニーリゾートラインで通学とは楽しそうだ。実習生の皆さん、がんばって!