米ホワイトハウスの広報部長に指名されたアンソニー・スカラムチ氏(左、2017年7月21日撮影)と大統領報道官辞任を表明したショーン・スパイサー氏(左、2017年5月3日撮影)のコンボ写真(2017年7月21日作成)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ショーン・スパイサー(Sean Spicer)米大統領報道官が21日、辞任を表明した。ホワイトハウス(White House)当局者がAFPに語ったところによると、スパイサー氏の辞任理由は、投資会社創業者のアンソニー・スカラムチ(Anthony Scaramucci)氏を新しいホワイトハウスの広報部長に指名したことだという。

 スパイサー氏はツイッター(Twitter)で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領のため、そして米国のために働くことができたのは「名誉であり特権だった」と述べ、「8月いっぱいは奉仕を続ける」ことも明らかにした。

 これまで米大統領副報道官を務め、スパイサー氏辞任に伴い大統領報道官に就任するサラ・ハッカビー・サンダース(Sarah Huckabee Sanders)氏は、記者陣で埋め尽くされたホワイトハウス記者会見室で、「私の政権と米国民のために働いたショーン(スパイサー氏)に感謝する」「私たちはこれまで多くのことを成し遂げてきたが、その功績はごくわずかしか認められていない」というトランプ大統領の声明を読み上げた。

 同会見室で初めて発言したスカラムチ氏は政権内の内紛を否定し、記者陣に対して「ホワイトハウスは軌道に乗っていると思う」と述べた。

 しかしスパイサー氏の辞任はトランプ政権内で緊張が高まっていることを否応なしに示しており、昨年の大統領選期間中のトランプ陣営とロシアの共謀疑惑捜査へのホワイトハウスの対応にも影響を与える。

 ロシアとの共謀疑惑捜査でトランプ大統領の法律家チームの広報を統括していたマーク・コラロ(Mark Corallo)氏もAFPに対し辞任すると明らかにした。コラロ氏の辞任理由は公表されておらず、またスパイサー氏も公的には辞任理由に関して沈黙を守っている。
【翻訳編集】AFPBB News