元AKB48で女優の大島優子さんが先日、芸能活動を一時休業し海外渡航することを発表しました。7月9日に大阪市内でファンミーティングを行った際には「新しいことにチャレンジしたい」と説明。渡航先や期間などは未定といいますが、今回の「海外留学」の先にはどのような未来が待っているのでしょうか。それを考える上で、大島さんと同じく20代で海外留学を経験した2人の女性タレントの事例が参考になるかもしれません。

ワールドツアーが大成功した渡辺直美さん

 まず1人目は、2014年に米ニューヨークで3カ月間の留学生活を送った渡辺直美さんです。渡辺さんは2007年にデビューし、米歌手ビヨンセさんの物まねで一躍ブレークを果たしましたが、留学を経験したことで活躍の場は一気に海外へと広がりました。その集大成ともいうべきものが、2016年10月に行った自身初のワールドツアー「Naomi Watanabe WORLD TOUR」です。ニューヨーク、ロサンゼルス、台北の3カ所が“全公演完売”となるなど、注目度の高さは際立っていました。

 同ツアーの米国における反響は上々で、2017年2月9日付のワシントン・ポストでは「In super-skinny Japan,she’s living large」と題した渡辺さんのインタビュー記事を、1ページをすべて使って掲載。こうしたワールドワイドな活躍が奏功し、インスタグラムのフォロワー数は600万人を突破、さらに現在放送中のTBS系連続ドラマ「カンナさーん!」(毎週火曜 後10:00)で、ゴールデン・プライム帯の連続ドラマ初主演を果たすなど、「ビヨンセブーム」からひと皮もふた皮もむけた、大きな飛躍を見せています。

 もう一人の女優・相武紗季さんは2013年4月、大島さんと同じ28歳で米国へ数カ月間の短期語学留学に旅立ちました。帰国後に登場したイベントでは、「留学はデビュー前からしたかったのですが、最初はもっともっと仕事をするのが大切だと思っていて、30歳までの夢として持っていました」と20代後半で留学した背景を説明。「良い挑戦になりましたし、自分を改めて見つめ直せました」と充実感たっぷりでした。

 日本に帰国後は公私ともに絶好調。2014年にNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」に出演すると、シャーロット・ケイト・フォックスさん演じるヒロインのエリーに対する「いびり」の演技が高評価されるなど、女優として新たな魅力を開花させました。2016年に一般男性と結婚、2017年5月には第1子妊娠を発表するなど、私生活でもおめでたいニュースが続いています。相武さんは、海外留学をきっかけとして国内での再評価につながった成功例と言えるでしょう。

 大島さんについては「なぜ、このタイミング」という戸惑いの声もありますが、今回の決断が今後の芸能活動にとって大きなターニングポイントとなることは間違いないでしょう。留学をバネに海外へと打って出る「渡辺直美パターン」か、それとも、海外での体験を生かして国内の活動に磨きをかける「相武紗季パターン」か。いずれにせよ、留学を経た大島さんがどのような活躍を見せてくれるのか、注目したいと思います。

(芸能ライター 兼業問題)