全英オープン第2日、雨の中プレーするステンソン(AP)

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 ◇米男子ゴルフツアー 第146回全英オープン第2日(2017年7月21日 英国サウスポート ロイヤルバークデールGC=7156ヤード、パー70)

 コース上で一打を争う戦いが展開されている間に、コース外で思わぬ事件が勃発していた。20日の初日のラウンド中、昨年の優勝者で世界ランキング8位のヘンリク・ステンソン(41=スウェーデン)が借りていたコース近くの家に空き巣が入ったのだ。

 初日は午前組で回ったステンソンは、ラウンド後のケアを受けている間に知らせを聞いたという。盗まれたのはゴルフウエアの入ったスーツケースと時計、クレジットカードなど。夫人のものではなかっただけに「間違いなく自分に狙いを定めた犯行だ。普通の泥棒はウエアなんて持っていかないだろう」と怒り心頭だった。

 家の前には移動用に貸与された大会ロゴ入りの車を止め、求める人の写真撮影にも気軽に応じていた。SNSにアップされた写真から宿舎が割り出された可能性も踏まえ、「これからはもう少し気をつける」と語った。

 「家族がそこにいなくてよかった」と安心するとともに、全英優勝者に与えられるクラレット・ジャグは開幕前にすでに返還済みだったのも不幸中の幸いだった。主催者のR&Aも「話を聞いて非常に残念に思っている。ステンソンとその家族にできる限りのサポートをしたい」とコメントした。

 前夜は警察とのやり取りに4時間近く費やしたというステンソンだが、この日は73で回って通算2オーバーの24位と踏ん張った。「とにかく前年覇者としての素晴らしい大会を台無しにしたくない」と決勝ラウンドに向けてやる気は十分ある。しかしウエアはあるのか?「洗濯物は別のバッグに入ってるから、それを洗ってまた着るよ」と答えたステンソン。泥棒たちにも一言。「まだ荷物は残ってる。犯人には“盗み損ねてるぜ”って言ってやりたい」と気丈に語った。