ジンバブエの国立公園で人気を集めていたライオンのセシル(手前、2012年10月21日撮影、2015年7月28日提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】ジンバブエの国立公園で人気を集めていたものの、2015年に狩猟愛好家によって殺されたライオン「セシル(Cecil)」の子どもが、狩猟愛好家によって射殺されていたことが明らかとなった。同地でライオンの観察を続けていた研究者らが21日、認めた。

 セシルをめぐっては、弓矢などで殺した米国人の狩猟愛好家で歯科医師のウォルター・パーマー(Walter Palmer)氏に対し、世界中から非難の声が巻き起こった。

 セシルの6歳になる子「ゼンダ(Xanda)」は今月7日、パーマー氏が2年前に強力な弓矢でセシルを射た現場から近い、ジンバブエ北西部の国立公園外で撃たれたという。

 英オックスフォード大学(University of Oxford)動物学部のアンドリュー・ラバリッジ(Andrew Loveridge)氏によると、ゼンダは「ワンゲ国立公園(Hwange National Park)外の狩猟エリアで、合法的に認められた狩猟により愛好家から撃たれた」という。

 ラバリッジ氏は狩猟が「法的には認められたもの」だったとしたものの、「研究者として誕生時から観察し、研究対象だった知名度のある動物を失ったことは悲しい」と語った。

 セシルはワンゲ国立公園の人気を集めていたライオンで、狩殺されたことが判明した後、トロフィーハンティングと呼ばれる愛好家の狩猟をめぐる激しい論争が世界中で巻き起こった。

 オックスフォード大学の研究プログラムの一環としてGPS追跡機能の付いた首輪を装着していたセシル、およびゼンダは共に、公園の境界から出て狩猟エリアに入り込んでしまったという。
【翻訳編集】AFPBB News