長い人生の中で、私たちは膨大な量の知識を手に入れます。ただ残念ながら、人間は忘れっぽい生き物です。本当の知識を身につけるためには「繰り返すこと」が大切だということについて、「The School of Life」の動画を参考に改めて考えてみましょう。

復習を重要視した
宗教教育

私たちは学校で、毎日のように新しい知識を学びました。しかし、一度学習したことを振り返る機会はあまりなかったように思います。

Image byThe School of Life

現代の教育システムが整う前、世界で一番強力な教育制度は「宗教」でした。倫理や人生の目的などといった様々なことを、人は宗教を通じて学んでいたのです。

宗教による教育の面白いところは、何度も繰り返し、同じ教えを学ぶという点でした。イスラム教もキリスト教もユダヤ教も、日々決められた戒律に沿って活動し、聖典を何度も読み返すのです。

Image byThe School of Life

当時、人間にいくら教育しても、知識はふるいにかけられたように網目から抜け落ちてしまう、と考えられていました。だから本当に知識を身につけたければ、身体に浸透するまで同じことを何度も注ぎ込む必要があるとされていたのです。

一方、現代の教育システムでは「バケツ」のようなものが想定されていて、一度学んだことは完全に身についたものとされます。しかし実際のところ、人は朝学んだことですら、その日の夕方には忘れてしまいますよね。

繰り返して学ぶこと、復習を欠かさないことだけが、深い知識を身につける唯一の方法なのです。

Image byThe School of Life

神を信じる必要はないかもしれませんが、復習を重要視した宗教的教育のあり方は見習うべきものではないでしょうか。たしかに小さい頃に何度も読み返したお気に入りの本の記憶は、いつまでも残っているものです。

Image byThe School of Life

復習は、知識を刻みつけるサイクルです。学校教育は淡々と新しい知識を与えてくれるだけですから、その知識が身につくまで繰り返し学習することは、私たちが自らやらなければならないことなのです。

Image byThe School of Life

学校での教育が終わったあとも、人生は続いていきます。その間に学んだことを忘れないよう、生涯学習の姿勢を保ちましょう。学んだことを何度も一から繰り返しおさらいして、知識の量を増やし、より豊かな人生を送りましょう。

Licensed material used with permission by The School of Life