ゴヨブチックが前年度覇者カルロビッチを倒す番狂わせ [名誉の殿堂オープン]

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 アメリカ・ニューポートで開催されている「名誉の殿堂オープン」(ATP250/7月17〜23日/賞金総額53万5625ドル/グラスコート)のシングルス準々決勝で、ペーター・ゴヨブチック(ドイツ)が、前年度覇者のイボ・カルロビッチ(クロアチア)を7-6(5) 6-7(1) 7-6(4)の大接戦の末に倒すという殊勲をやってのけ、ベスト4に進出した。

 28歳のゴヨブチックは、第2シードのカルロビッチが決めた30本のサービスエースを克服し、3セットともタイブレークという競り合いの末に勝利をつかんだ。彼は掴んだ3つのブレークポイントのすべてをものにした。

「最後の最後には、僕の願った方向に転ばなかった」とカルロビッチ。「それが人生、それがテニスだ。ときに、そうなることもある」。

 ゴヨブチックは、準決勝で、マシュー・エブデン(オーストラリア)と対戦する。エブデンは、4-6 7-6(6) 6-4とやはり接戦の末に、トビアス・カムケ(ドイツ)を下した。現在ランキングを249位まで落としている29歳のエブデンはまた、予選から勝ち上がりながらニューポートの準決勝に進出した2011年以来の選手となった。

 エブデンは2回戦で、第6シードのルーカス・ラッコ(スロバキア)を倒す番狂わせを演じていた。

 そのほかの準々決勝の試合は、金曜に行われる。2011年と12年に優勝しているビッグサーバー、第1シードのジョン・イズナー(アメリカ)の相手は同胞のデニス・ノビコフ(アメリカ)だ。第4シードのピエール ユーグ・エルベール(フランス)はビヨン・フラタンジェロ(アメリカ)と対戦する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「名誉の殿堂オープン」(アメリカ・ニューポート)の準々決勝で前年度覇者のイボ・カルロビッチを破ったペーター・ゴヨブチック(ウィンブルドンでのもの)
Photo:LONDON, ENGLAND - JULY 05: Peter Gojowczyk of Germany plays a backhand during the Gentlemen's Singles second round match against Roberto Bautista Agut of Spain on day three of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at the All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 5, 2017 in London, England. (Photo by Shaun Botterill/Getty Images)