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クルマがあれば遊びがもっと楽しくなるという当たり前のことを、遊びの達人たちはよく知っている。選ぶクルマの種類は軽自動車からキャンピングカー、トレーラーまで様々。楽しさを決めるのは、車種やサイズではなく、趣味や遊びとの相性なのだ。

キャンピングカー×MTBで遊びも仕事も楽しさアップ!



MTBガイド ジンケンさんの場合

東京の武蔵五日市駅前にある「東京裏山ベース」を拠点に自転車ガイドとして活動中。興味を持った人は「東京裏山ベース」にアクセスを。



MTB遊びの最高のベースキャンプ



ジンケンさんが、キャンピングカーを購入したのは、現在暮らしている東京の檜原村に引っ越してMTBガイドの仕事を始めた頃。

「それまでは都市部に住んでいて、移動はほとんど自転車だったのですが、この辺りだと1人1台クルマが必要なので、何か買おうと思っている時に出会ったんです。走行距離も結構いってる中古車だったのですが、割りと格安だったので“キャンピングカーもいいな”と思って、色んな人に相談したところ、ベースがトラックだから多少走行距離が長くても大丈夫だと。色々見ると迷ってしまいそうなので、ほかのクルマは見ないで購入を決めました」

ずいぶんと思い切った決断だったようだが、結果的には遊びだけでなく、仕事にも役立っているという。



▲トラックをベースに居室部分を追加した「キャブコン」と呼ばれるタイプなので、車体は頑丈で未舗装路もものともせずに走れる。内部は6人が就寝可能だ。

「ガイド業を始めた頃は、事務所もなかったので、お客さんにこのキャンピングカーを目印に集まってもらって、車内でコースの説明や保険の手続きをして出発するということもしていました。そうすると、皆さん遊びのテンションが上がるんですよね。今でも、自転車で走ってもらうルートの途中に食材を積んだ状態で駐めておいて、食事のポイントに使ったりもしています。ちょっとしたサプライズ的に使うと、盛り上がりますね」



休日はMTB仲間と自転車を積んで、遠方のスポットまで走りに行くのに使ったりもしているとか。宿を取る必要もなく、走りたいスポットのすぐ近くまで行けるのでキャンピングカーはMTB遊びには最高の道具のようだ。

「移動中もみんなで盛り上がれますし、現地に着いたら海外のMTB動画とかを見ながらビールを飲んで寝て、起きたらすぐに走れるというのが最高ですね。時間があったら、日本中のスポットに走りに行きたいと思っています」



この日は山の中にあるキャンプ場を拠点に、ちょっとしたMTBライドを楽しんだジンケンさん。

「仕事でも自転車に乗ってて休日も同じことをしているようですが(笑)。やっぱり、仕事としてお客さんをエスコートしている時と、自分の楽しみだけのために乗るのでは全然違いますね。こういう時間は久しぶりなので、すごくリフレッシュになります。ちょっと登ったり下ったり、それにギャップで跳んでみたりするだけで楽しめるのがMTBのいいところですね」

もちろん、少し大き目のクルマであればMTBは積めるが、それがキャンピングカーだとクルマを駐めた場所がベースキャンプとなるので、楽しみ方の幅や行動範囲がグッと広がる。



▲内部にも自転車を積むことができるが、後部に自転車を最大4台取り付けられるヒッチを装着している。車体に備え付けられたタープを伸ばし、テーブルと椅子を出せばそこがMTB遊びのベースキャンプとなる。

とはいえ、このキャンピングカーは遊びと仕事にだけ使われているわけではない。

「僕のクルマはこれしかないので、子どもの迎えに保育園にもこれで行っています。周りの子どもたちも大喜びで寄って来てくれるので、ちょっとしたヒーローになれます(笑)」

子どもも大人も笑顔に変えてしまう魅力が、キャンピングカーにはあるようだ。



遊び×クルマのポイント

【MTBスポットの近くまでクルマでアプローチできる】

MTBで遊びに行く時は未舗装路を走る機会も多いので、ある程度走破性があるモデルが適している。

【そのまま寝泊まりもできる最高のベースキャンプ】

スポットの近くまで行けばクルマが遊びの拠点となる。泊まる場合は、起きてすぐ走れるのも魅力だ。

【子どもの迎えなど日常生活もこれ1台で】

仕事や遊びだけでなく、普段の足もキャンピングカー。これ1台で保育園のお迎えなどもこなしているが不安はないという。

文/増谷茂樹

※撮影協力:大岳キャンプ場

東京都あきる野市養沢1587 TEL:042-596-4201

※『デジモノステーション』2017年8月号より抜粋