立っている時間と座っている時間、上手にバランスが取れていますか。移動は車、そして仕事や家で始終パソコンを使うことが多くなり、社会全体で座る時間の方が長くなっています。実は座りすぎは体にとって毒となり、座りすぎがもたらす健康被害が世界的に問題視されているのです。

気がつけば座ってばかりいる毎日

毎日の通勤とデスクワークで体力を消耗、だから家ではのんびり座ってくつろぎたい。でも気がつけば1日ほどんど座ったまま、なんてことはありませんか。座るという姿勢はとても楽なこと。なぜなら足の筋肉を使う必要があまりないからです。しかし楽だからと毎日座ってばかりいると、筋肉が衰えていき、老化のスピードが速まることが最近の研究で明らかになっています。恐ろしい話ですが、座る時間が長ければ長いほど、死亡リスクが上がり、余命が短くなっていくとも言われています。のちに後悔しないためにも、今日からすぐに、座る時間を短くする努力を始めてみませんか。

座りすぎが招く健康被害

体を機能させていくためには、筋肉が必要となります。ある程度鍛えられていないと、筋肉は十分な力を発揮できませんが、毎日歩いたり走ったり、何かを持ち上げたりと働き動いていれば、自然と筋肉が鍛えられていきます。しかし最近の傾向にあるように、座ってばかりいると、筋肉は痩せ衰えていってしまいます。特に座ることで使わなくなるのは足の筋肉。ふくらはぎの筋肉は下半身に流れてきた血液を、上半身へと送り返す役割がありますが、それが機能しなくなると血液の流れがとどこおってドロドロになり、塊ができ動脈硬化などの原因となることも。さらには、糖や脂肪が細胞内に吸収されにくくなり、血液中に糖や脂肪が増えてしまう結果、成人病をはじめ様々な病気の引き金となることもあります。

30分に1回立って動くだけで健康リスク軽減できる

1日に座る平均時間は、世界でも日本人が最も長いそうです。上記にも述べたように、病気を招き、余命を短くしてしまいかねない「座りすぎ」は、たばこの害に匹敵すると言われています。(座ることは21世紀の喫煙?! )最近では日本でも、座りすぎによる健康被害が理解され、立ったままデスクワークをこなすことを試みる企業も現れています。会社によっては、仕事中座らざるを得ないこともありますが、どんな場合でも30分に1回立つようにしてみましょう。

そのときに歩いたり、軽く体を動かしたりできれば、座りすぎによるリスクを大きく軽減することができます。覚えておきたいのは、座りすぎが与える体へのリスクは、週に数回ちょこっと運動しただけでは帳消しにできないことなんです。それよりも毎日立つ時間を増やした方のが、体への負担がぐんと少なくなります。生活の中で座りすぎていないか気をつけてみてみましょう。


writer:Akina