ちなみに、「サイゲームス」は7月20日にセリエA・ユベントスとのスポンサー契約を発表したばかり。新シーズンにはユベントスのユニホームの背中にも「Cygames」のロゴが入ることになる。
◆入場料収入ランキング
1位 浦和 23億7500万円(前年比+2億100万円)
2位 G大阪 13億9000万円(+5億9500万円)
3位 横浜 10億500万円(+5700万円)
4位 FC東京 9億6100万円(-500万円)
5位 川崎 9億700万円(+1億3000万円)
6位 鹿島 8億6900万円(+8100万円)
7位 名古屋 7億6100万円(+3400万円)
8位 新潟 6億7900万円(-3200万円)
9位 仙台 6億800万円(-5200万円)
10位 広島 5億6300万円(-7500万円)
11位 鳥栖 5億5300万円(-2300万円)
12位 磐田 4億7400万円(+7800万円)
13位 柏 4億3500万円(-8300万円)
14位 神戸 4億2700万円(+200万円)
15位 大宮 3億9800万円(+8300万円)
16位 甲府 3億4200万円(-1200万円)
17位 湘南 3億3100万円(-400万円)
18位 福岡 2億7500万円(+4000万円)
                                
 入場料収入は、2016年度も浦和が25億9300万円でぶっちぎりの1位となった。スタジアムのキャパシティはもとより、地元からの根強い支持もいまだ健在。チャンピオンシップやルヴァンカップといった優勝決定戦などの重要な試合も、前年比増に貢献した部分はあるだろう。
 
 注目は、2位のG大阪で、前述したとおり4万人収容の新スタジアムのオープンにより、約6億円増加の飛躍的な増収につながった。また2015年にスタジアムの改修で観客の増加につなげた川崎も依然堅調で、伸び率ではG大阪、浦和に次ぐ3番目で収入額でもJ1王者の鹿島を凌ぎ5位につけた。
 
 一方で厳しい結果を突き付けられたのは仙台、広島、柏か。いずれも5000万円以上の減収となっている。
◆チーム人件費
1位 浦和 23億8100万円(前年比+2億8200万円)
2位 神戸 20億6800万円(+3億100万円)
3位 FC東京 20億2500万円(+3億8400万円)
4位 名古屋 19億8400万円(-1億200万円)
5位 横浜 19億6600万円(+1億600万円)
6位 鹿島 19億2900万円(-9400万円)
7位 G大阪 19億円(-5600万円)
8位 柏 17億5300万円(-1億3500万円)
9位 川崎 16億4300万円(-4200万円)
10位 広島 15億5300万円(-2億5600万円)
11位 鳥栖 14億7600万円(+3億7100万円
12位 大宮 14億1100万円(+5100万円)
13位 磐田 13億7800万円(+1億1500万円)
14位 新潟 12億2000万円(+8200万円)
15位 仙台 11億8700万円(+1億5600万円)
16位 福岡 9億3700万円(+3億1100万円)
17位 湘南 7億9800万円(+9900万円)
18位 甲府 7億3600万円(0)
 
 チーム人件費は、浦和が前年より約2億8000万円の増加となる23億8100万円でトップ。チャンピオンシップは落としてしまったが、年間勝点で見れば史上最多の74ポイントを獲得しており、Jクラブ最大の資金力を味方につけたチームの意地を見せたというべきか。
 
 一方で名古屋は人件費4位の19億8400万円をかけながら、J2に降格してしまった。人件費では名古屋の半分以下となる7億3600万円の甲府が14位で残留しているだけに、コストパフォーマンスの悪さが際立つ結果となった。