パロディに寛容な姿勢の美内すずえ氏

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 美内すずえ氏による長寿少女漫画「ガラスの仮面」の連載40周年記念アニメ「3ねんDぐみガラスの仮面」の新作「とびだせ! 私たちのVR(ヴィクトリーロード)」の試写会が7月21日、神奈川・横浜のライブホログラフィック専用劇場「DMM VR THEATER」で行われ、美内氏が上映後に取材に応じた。

 美内氏が監修、「秘密結社 鷹の爪」のDLEがアニメーション制作を手がけた「3ねんDぐみガラスの仮面」は、漫画「ガラスの仮面」をギャグ満載の学園ドラマとしてアレンジしたショートアニメ。「ガラスの仮面ジェネレーション」からタイムスリップしてきた究極の芝居人・マヤ、亜弓、月影、桜小路、冷めた性格の速水が大暴れする姿をコミカルにつづった。

 新作「とびだせ! 私たちのVR」は、舞台初日が3日後に迫るなか演目が決まらず、焦ったマヤらが試行錯誤する物語。ステージ上に映し出されたキャラクターが実際に存在しているかのように見える最新の映像演出「ライブホログラフィック」を駆使し、マヤらが繰り広げる騒動や珍行動を描く。

 原作漫画「ガラスの仮面」は、登場人物の個性が強いため、その特徴をデフォルメしたパロディ作品が多数製作されている。美内氏は「私はパロディが好き。『ガラスの仮面』ってパロディになりやすい。いろんな人たちが漫画の中でパロディにしてくれたんです。その度に、編集部から恐る恐る電話がかかってくるわけです(笑)。『やってよろしいですか?』『ここのこのシーンを……』と言わはるのですが、私は『全然オッケーオッケー!』って感じで」とほほ笑み、「大阪出身で笑うことが大好きなので、そういう素材に選ばれるだけでも嬉しいなという思いがあります」と明かした。

 「3ねんDぐみガラスの仮面」は、設定のみならずキャラクターデザインも大幅に変わっており、登場人物は全て3頭身の“ミニキャラクター”になっている。ステージ上に映し出されたキャラクターと写真撮影をすることになった美内氏は、月影先生と同じポーズをとるなどサービスショットを連発。「連載をはじめて40年とちょっとですが、40年経って、3頭身のキャラクターと記念撮影するとは思わなかったですね」と照れくさそうに語った。

 新作「とびだせ! 私たちのVR」には、新キャラ・聖唐人が登場する。聖は、原作漫画では速水真澄を支える影の存在として活躍しているため、美内氏は「意外に人気があるですよね。出番を増やそうかと思っているんですよね」と告白。「ファンの皆さんのなかで“速水真澄VS聖唐人”みたいなものが生まれてくるかも」と話した。

 「3ねんDぐみガラスの仮面 とびだせ! 私たちのVR」はDMM VR THEATERで7月22日〜9月3日に公開。