学生の窓口編集部

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バイトの応募には面接と履歴書がつきものです。さらに履歴書には、「写真付き」という但し書きのある募集がほとんどといっていいでしょう。普通の写真はいつもの自分らしく写るものが多いのに、いざ履歴書とか学生証といった証明写真になると、「え? これが自分?」というような悲しい写真にがっかりする人も少なくないようです。


面接の際に同時に履歴書を提出するのなら、そのときに本来の自分を見てもらえますが、書類選考があって先に履歴書を郵送しなければならない場合は、写真の自分が先に担当者に見られてしまいます。そんなとき痛感するのは、「もっと写真写りをよくできないものか…。」ということにほかなりません。

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1枚の小さな写真で、「どんよりと暗い感じがする」「どこを見ているのかわからない」「どこかに遊びに行くの?」といった、本当の自分らしくない印象を与えてしまっては、せっかく働く意欲があるのにもったいない結果につながりかねません。履歴書に貼る写真を、採用担当者に少しでも感じよく見せるためには、どんなことに気をつけて撮ればいいのでしょうか?


ここでは、スマートフォンのアプリや証明写真機などで、どういう服装や髪型が適しているか、どの程度のメイクなら大丈夫か、どんな表情をすればいいかなど、履歴書用の写真をきれいに撮るコツを解説していきます。

■バイトの履歴書の写真は何を着て撮ればいい?


履歴書に貼る写真を撮るとき、どのような服装にすればいいか迷う人が多いようです。「就職活動じゃないんだから、バイトの履歴書は普段の服装で十分じゃない?」という声をよく聞きます。バイト先の職種によって異なりますが、「履歴書による書類選考あり」という企業に応募する場合には、スーツや、オフィスカジュアル風のきちんとした服装で写真を撮ることをおすすめします。

もちろん写真を撮る前、家を出るときから着ている必要はありません。スーツ用の白いシャツを着て、上着を持って行けば大丈夫。男性ならネクタイも持っていれば完璧です。

「そこまでの必要があるの?」「さすがにスーツはちょっと……」

と思う場合でも、白い襟のあるシャツを着て写真を撮ることをおすすめします。さらにきちんと見えるのが、紺や黒など濃い色のベストやカーディガン、ジャケットを合わせること。白い襟元は写真を撮ったときに顔を明るく見せてくれますし、濃い色を合わせることでコントラストがはっきりしてメリハリがつきます。襟のないもの、例えばTシャツや丸襟のカットソーなどカジュアルな服は、軽い印象を持たれてしまう恐れがあるので避けましょう。これは男性も女性も同様です。


なお、アクセサリーは必要ありません。ピアスなどは写真に写らないように外したほうがいいでしょう。特に男性は髪の毛で隠れないことが多いので気をつけてください。履歴書の写真で、「きちんとした人」という印象を持ってもらうために少しのことでも注意を払うのがおすすめです。

バイトを考えているのなら、試しに自分の持っている服の中から襟の白っぽい服と黒っぽい服、襟のない服を着て肩のラインから上をスマートフォンなどで自撮りしてみて下さい。そして、履歴書の写真を撮るときにどの服を着るか決めておくと、いざというときにあれこれ迷わずにすみます。ただ、どの服を選ぶにしろ、シワシワはいけません。写真を撮る前に、シャツにはアイロンをかけることをお忘れなく。

■履歴書用の写真を撮るときの髪型は?



バイトの履歴書の写真では、服装と同様に髪型もポイントのひとつ。大事なのは顔全体がはっきりとわかることです。前髪が目にかかったり、横に大きく流して顔が半分隠れたりしているのはNG。男性ならツンツン逆立てた髪型や長髪、女性なら頬のラインを髪が覆っているような髪型は避けましょう。

また、セミロングやロングの場合、後ろで結んだほうが清潔感を印象づけることができます。前髪が微妙な長さであれば、ピンで留めるかワックスやスプレーなどで目にかからないようにすると明るい感じになります。


髪の毛の色にも気を付けましょう。あまりに明るい色やメッシュ風に染めていたり、ブリーチしていたりするのであれば、写真撮りや面接の前に黒っぽく染め直した方がベストです。目立つ髪色のまま撮った写真では、担当者にマイナスの印象を残してしまうかもしれません。

「ファッション関係、それも奇抜なデザインのショップに応募するから……」

「見た目の関係ない仕事だから。」

という場合にも、少なくとも履歴書の写真と面接には顔全体がきちんと見える髪型や自然な髪色をおすすめします。そのショップに採用されてから、そこに合ったスタイルに変えればいいですし、採用担当者は写真を含めた見た目も判断基準にするからです。まずはきちんとマナーをわきまえていることをアピールしましょう。


■履歴書の写真を撮るとき、メイクはどうする?

履歴書の写真用の顔全体がはっきり見える髪型には、どんなメイクがいいのでしょう? いつもはメイクしないという人もいるかもしれませんが、ナチュラルメイクはしたほうがいいでしょう。首と顔の色が自然に見えるファンデーションに、眉の薄い人はアイブローで書き足します。アイラインやアイシャドーは必要に応じて使いましょう。特にアイシャドーは濃くつけすぎたり、パールやラメが強く光るものは避けたりと、派手にならないよう気をつけて下さい。

チークは頬骨に沿って薄くつけましょう。濃くつけすぎると熱があるように見えてしまいますし、反対にチークを全くつけないと顔色が悪く、不健康そうに見られがちなので、つける場所と濃さには十分注意して下さいね。

リップは何系の色が自分の顔に合うかは人それぞれ。そのため、唇がほんのり明るく健康的に見える程度につけましょう。リップに関しても、ラメが強いキラキラするリップグロスは、使うのを控えた方がベストです。


カラーコンタクトやつけまつげも避けたほうがいいアイテム。あくまでも自然な自分をアピールするためにナチュラルメイクを心掛けましょう。いずれ近い将来必要になることを考えて、普段がっつりメイクでキメている人もこれを機会にナチュラルメイクの練習をするといいかもしれませんね。

「ナチュラルとか自然な」とかいわれても、どうにもうまくできないという人は、就職活動のマニュアル本や就職サイトを参考にするのもありです。バイトにも十分応用できるでしょう。

■笑い顔? すまし顔? 無表情? 写真はどんな表情で撮るべき?



バイトの履歴書用の写真を撮るとき、つい身構えてとても真面目で硬い表情になりがちですね。だからといって笑顔を意識しすぎるあまり、思い切り歯が見えるのもいけません。履歴書用の写真で最も大事なのは、清潔感があって明るくさわやかな印象に見えることです。しかめっ面や眉間にしわを寄せた困り顔には普段から気をつけましょう。付け焼刃で感じのいいほほえみを作ろうとしても、ぎこちない感じになってしまいます。

感じよい表情に見せるには、「笑う」のではなく「ほほえむ」を意識しましょう。歯は見せず、口角、つまり口の両端をちょっと引き上げると、わりと自然にほほえんでいるように見えます。また、口の中で歯を深く噛まず、浅めに噛んでかつ口角を上げるほうが表情を作りやすいので鏡を見ながら試してみて下さい。写真を撮る際には、坐る姿勢にも気をつけましょう。せっかく表情がいいのに、姿勢が悪く首が肩の間に埋まって見えたり、猫背になったりしていたのでは意味がありません。背筋を伸ばし、気持ちだけ顎を引いた姿勢で写真を撮りましょう。

表情も姿勢も普段はほとんど意識しない人が多いのではないでしょうか。だからといって、そのままの写真では「きちんとした人」を印象づけることができない可能性が大です。普段の生活で、ふとしたときに表情や姿勢をチェックしてみましょう。また、鏡で表情の練習をする場合も、表情だけでなく鏡に映った自分の目に目線を合わせることを意識すると、カメラの前に座ったときによりスムーズに撮影できます。


■写真を撮る前に身だしなみをチェック

さすがに寝起きでぼさぼさの髪で写真を撮る人はいないと思いますが、写真スタジオで撮るにせよ、証明写真機で撮るにせよ、きちんと鏡に自分の顔をうつして確認してから撮影に臨みましょう。風でヘアスタイルが乱れている、ネクタイがちょっと曲がっている、襟が立っているなどというのは、鏡を見ないと気づかないこともあるからです。特に雨の日は要注意。きちんとスタイリングしたはずの髪の毛が、湿度のせいで思いがけず乱れていることがあります。

「出かけるときにきちんと整えたから大丈夫。」

と安心しきらず、写真を撮る前に鏡を見て身だしなみをチェックしましょう。

また、男性、女性に限らず、普段メガネをかけている人は、外して写真を撮ることをおすすめします。そうすることで目の周りがはっきりして、本来の顔立ちで撮影することができるからです。


■証明写真機できれいに撮るには?

比較的お財布に優しい証明写真機でバイトの履歴書用の写真を撮る人は多いと思いますが、スタジオで撮影するのと違い外見や姿勢をチェックしてくれる人がいません。どのように写るかはすべて自分にかかっています。では、服装、髪型、メイク、表情、身だしなみのほかにどのようなことに気をつければいいのでしょうか。

証明写真機に入ったら、まずカーテンをしっかり閉めましょう。きちんと閉まっておらず外部から光が入ってしまうと、明るさが均一の写真が撮れないことがあります。また、機械によっては下側にライトが設置されている場合があるので、手荷物などで照明を遮らないよう気をつけましょう。

次に、椅子の高さを自分に合ったものに調節して下さい。椅子に座ってみてカメラのレンズが心持ち下に見える位置にすると、自然に顎を引く姿勢が取れます。そのうえで体の重心がお尻にバランスよく乗っていれば、肩が水平になっているはずです。

余談ですが、白いハンカチがあるとより明るくてきれいな写真をとることが可能です。きちんと座ったら膝に白いハンカチを広げると、たったこれだけでハンカチがレフ板の役目をして、顔をさらに明るくしてくれます。


■バイトの履歴書の写真の撮り方まとめ

履歴書用の写真について最後にいくつか注意点をお話ししましょう。第一に、プリクラやスナップ写真の切り取りはいけません。第二は、履歴書に規定されたサイズ、大体は4×3センチだと思いますがそれに合わせましょう。第三は、撮影から3か月以内の写真を使こと、最後に、不採用で返却された履歴書の写真は使わないで下さい。

以上を参考に、きれいで清潔感と誠実さの感じられる写真を撮って、バイトに応募してみて下さいね。

執筆:山岸りん(ナレッジ・リンクス)