北朝鮮・平壌で、国旗の下に立つ兵士(2012年4月16日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】(訂正)米政府は来週27日以降、自国民による北朝鮮への渡航を禁止することが明らかとなった。複数の旅行代理店が21日、明らかにした。米国民の北朝鮮渡航をめぐっては、米学生のオットー・ワームビア(Otto Warmbier)氏が北朝鮮国内のホテルから政治的なポスターを盗んだとして昨年3月に有罪判決を受けて、先月昏睡(こんすい)状態で釈放され、帰国後に死亡している。

 ワームビア氏の渡航を手配した旅行代理店ヤング・パイオニア・ツアーズ(Young Pioneer Tours)と北朝鮮旅行専門旅行会社の高麗ツアーズ(Koryo Tours)によると、朝鮮戦争の休戦協定が調印された記念日である今月27日から禁止令が施行されるが、猶予期間が30日間設定されているという。

 ヤング・パイオニア・ツアーズは同社のウェブサイトで、「米政府は今後、米市民のDPRK(北朝鮮)への渡航を認めないとの通知を受けた」「30日間の猶予期間後に北朝鮮へ渡った米国民は、政府によりパスポートを無効とされる」と述べている。

 同社は、この通知を誰から受けたのかは明らかにしていないが、これに先立ち先月、ワームビア氏が亡くなったことを受け、今後は米国人を北朝鮮へは渡航させないと発表していた。

 一方、高麗ツアーズのサイモン・コッカレル(Simon Cockerell)氏はAFPに対し、在平壌(Pyongyang)のスウェーデン大使館から通知されたと明かした。スウェーデン大使館は、北朝鮮で米国の利益代表を務めている。
【翻訳編集】AFPBB News