耳の調子がおかしいと感じたらすぐに医療機関へ

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人気デュオ「Kinki Kids」の堂本剛さん(38)が、突発性難聴で入院した。既に退院し、2017年7月21日にはテレビ番組に出演したが、本格復帰はこれからのようだ。

突発性難聴はこれまで、浜崎あゆみさんやスガシカオさんはじめ多くのミュージシャンが悩まされてきた。J-CASTヘルスケアでも過去に取り上げたが、発症してからすぐに治療を受けるかどうかが「運命の分かれ道」となる。

「あと1週間ぐらいは大きな音は禁止です」

剛さんが突発性難聴だと分かったのは、6月28日放送の「テレ東音楽祭2017」(テレビ東京系)で堂本光一さん(38)が明かしたためだ。複数の報道によると、6月20日ごろに剛さんが不調を訴え、同27日から東京都内の病院に入院した。7月15・16日に横浜スタジアムで行われた、Kinki Kidsのデビュー20周年イベントには登場せず、代わりに生中継の映像出演で歌声を披露した。

剛さんは7月21日朝、日本テレビ系で放送の「ZIP!」に光一さんとそろって生出演。「体調はいかがですか」と問われ、「元気は元気なんですけど......あと1週間ぐらいは大きな音は禁止です」と答えていた。

文字通り、突然耳が聞こえにくくなる症状だ。J-CASTヘルスケアでは2015年11月9日付記事で、突発性難聴について耳鼻咽喉科医に詳しく聞いている。実は原因をはじめ、いまだに分かっていないことが多い。最も重要なのは、調子がおかしいと感じたら一刻も早く医師の診察を受けることだと、取材にこたえた耳鼻咽喉科は強調していた。早ければ早いほど、完治の可能性が高まるというわけだ。

複数の専門医が同様の指摘をしている。そのひとつ、佐賀県武雄市の「くさの耳鼻咽喉科」のウェブサイトには、「発症してから2週間以内に治療開始できれば、60%の方が聴力改善(完治40%、完治まではいかないが改善20%)すると言われています」との説明がある。

宮崎県立宮崎病院のサイトにも、「発症後2〜3か月で症状が固定してしまうため、出来るだけ早期(2週間以内)に治療を開始することが最も大切です」との記述がみられる。

耳鳴りなどの後遺症が残るケースも

宮崎病院は、こうも指摘している。

「現在のところ、残念なことに本疾患の患者さんのうち2〜3割程度は聴力の改善が認められません。また、3〜4割ぐらいの方は完全回復しなかったり、聴力が戻っても耳鳴などの後遺症が残ったりします」

それだけに完治するかどうかは、患者側の素早い初期対応にかかっていると言えよう。また「ダイヤモンド・オンライン」で慶応義塾大学医学部・神崎仁名誉教授は、治って聴力が回復した後も1〜2年、経過観察のため通院が必要だとしている。聴力が正常に戻っても、耳鳴りが残る場合があるそうだ。ただし突発性難聴自体は、1度治れば再発しない。完治後に耳の不調が現れた場合は、別の病気が疑われる。