台風5号が今日午前9時に南鳥島近海で、台風6号が午後3時にミッドウェー近海で発生。そのほかにも熱帯低気圧が次々と発生しそうです。


◆台風5号、6号発生

今日(21日)午前9時に台風5号が南鳥島近海で発生しました。午前9時の中心気圧は1008ヘクトパスカル。台風としては高めですが、今後、発達しながら西よりへゆっくりと進む予想です。24日頃にはほとんど停滞する予想で、動きが複雑になる可能性があります。すぐに、日本が直接的な影響を受けることはない見込みですが、今後の動きに注意が必要です。次第に太平洋側の海上ではうねりなどの影響を受ける可能性があります。
また、午後3時には日本のはるか東、ミッドウェー諸島近海には台風6号が発生。こちらも今後、発達しながら西よりに進む予想です。


◆別の台風のたまごも

このほかにも台風のような白く、まとまった雲がいくつもあります。四国沖に低気圧のまとまった雲があります。この低気圧は今後、海面水温が28度〜30度と高い海域を南下するため、明日(22日)以降、熱帯低気圧に変わる見込みです。この低気圧の縁をまわる湿った空気が関東以西の太平洋側へ流れ込むため、大気の状態が不安定になり、今週末は所々で雨雲やカミナリ雲が発達しそうです。さらに、フィリピンの東の海上にも熱帯低気圧があり、南シナ海やインドネシアの東の海上にも熱帯低気圧ができると予想されています。これらが、今後、台風になるかはまだ分かりませんが、動向に注意が必要です。
これからの台風シーズン、南の海上の雲の動きから目が離せません。今年は、日本近海の海面水温は平年より高くなっており、台風の勢力があまり衰えずに日本に近づく恐れもでてきますので、注意が必要です。