せっかくぐっすり眠っていたのに、悪夢で突然目を覚ましてしまった…という経験はありませんか?悪夢を見ると睡眠が途切れがちになってしまいますし、寝た気がしなくて疲れが取れず、大変厄介です。人が悪夢を見るのには原因がありますから、原因を絶つことで悪夢を防ぐことができますよ。

悪夢を見るとどうなるか?

まずは悪夢を見るとどんなトラブルが起きるのかをご説明しますね。悪夢を見ると、当然ですが睡眠の質が下がります。睡眠の質が下がることで疲れは取れず、慢性的な疲労を常に抱えた状態に。更に、「悪夢を見るかもしれない」という恐怖心から眠るのが怖くなり、不眠症に陥ることもあるのです。こうなれば日中は注意力が散漫になり、意識も朦朧として日常生活にも支障を出す可能性が出てきます。

悪夢は睡眠の質が低いことが原因

そもそも人が夢を見る理由には、睡眠の質が起因しています。人は眠りが浅いとき(レム睡眠時)に夢を見るとされています。そのため睡眠の質が低ければ低いほど夢を見る可能性が高まります。また、眠りが浅いときに見た夢ほど人は起床してからも記憶しています。つまり、眠りが深ければ悪夢を見ても記憶していないことがあるのです。また、深い眠りについていれば夢を見る可能性自体が減るわけですから、悪夢を見る可能性も自然と減っていきますよ。

精神的なストレスや不安を抱えている

夢は記憶の整理をするときに起こる現象とされています。つまり、記憶の中に何か強いストレスや不安があった場合は、それが夢として出てきやすいのです。眠る前に嫌な出来事や不安なことについて考える人ほど、悪夢を見やすくなっています。また、悪夢に対してストレスを抱えている人は、「悪夢を見たくない」という不安が悪夢を見せる原因になっていることも…。眠る前に日記をつけるなどして、胸の内にある不安やストレスを吐き出しておきたいですね。

睡眠環境による身体的なストレスがある

夢の内容は睡眠環境に影響を受けるという説もあります。暑かったり寒かったりと、睡眠環境に身体的なストレスを感じていることはありませんか?身体的ストレスを抱えたまま眠れば睡眠の質は下がりますし、身体の感じているストレスが夢に影響して悪夢を見せてしまう可能性も考えられます。寝室の温度や湿度を調整したり、寝具を整えたりして睡眠環境を快適なものに整えていきましょう。


writer:さじや