学生の窓口編集部

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引越しってやることがたくさんあって大変ですよね。荷造りや運搬作業をはじめ、転居のさまざまな手続きなどが煩わしく感じる人も多いことでしょう。

今回は、そんな引越しの煩わしさを逆手に取り、むしろ楽しめるくらいに作業がはかどる「やることリスト」をご紹介! 引越しマニアの学生時代を経て、転勤族として全国各地を転々と渡り歩いた筆者の経験をもとに、引越しをスムーズに進めるための手引をお届けします。


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■引越し前に絶対にやることチェックリスト

まず引っ越しに際しては、以下の5つについてほぼ必ず行うことになります。最低限の情報として、頭に入れておきましょう。

1新居を決めて不動産会社や管理会社と契約する
2引越し業者への予約は必ず1ヵ月前に済ませる
3新居の契約が完了してから、部屋の退去を不動産会社などに通知する
4荷物の整理・大型ゴミなどの処分
5電話やインターネット、電気、水道、ガスなどの手続き


そのうえで、具体的な事前準備やチェック項目について、順序立てて見ていきます。


■引越しする前にチェックしておきたいやることリスト

引越しの作業がスムーズに進むかどうかは、なによりもスケジュール次第です。新居の物件探し、契約、新居が空室になる日付の確認、現在住んでいる部屋の解約、電気や水道、ガスの停止、新居の電気、水道、ガス、インターネットの開始手続き、住所の変更、郵便物の転送依頼など……。時系列で、全体のやることやスケジュールをリストにしてまとめましょう。


引越しのやることリスト1.不動産会社での新居の契約(必ず新居の契約が先)

新居を見つけたら、不動産会社や管理会社などで契約を行います。現在住んでいる部屋の解約は、新居が決まり契約を済ませてからにしましょう。新居が決まっていないのに退去が先になると、路頭に迷ってしまう危険もあるので注意してください。

契約には、現在住んでいる場所の住民票や連帯保証人の押印書類などが必要です。社会人の場合は、収入額を証明する収入証明書か源泉徴収票などを添えて提出する必要があります。ただし学生の場合、収入を証明する書類は不要です。


引越しのやることリスト2.引越し業者への予約

新居が決まったら、1ヵ月前には引越し業者へ予約するようにしましょう。特に年度替わりの2月から4月にかけては引越しが多いので、早めに予約しておくことが大切です。安い業者を選定したい場合には、早めに見積もりを取るようにしてください。


引越しのやることリスト3.現在の住居を退去する旨の連絡

新居が決まって契約が成立してから、現在の部屋から退去することを不動産会社などに知らせます。少なくとも、退去する1ヵ月前には知らせるようにしましょう。契約期間が重なって1ヵ月分ほど二重に家賃を払わなければいけない、といったことにならないようにしてください。新居の契約と現在住んでいる部屋の解約をタイミングよく行うことが大切です。

不動産会社に転居の旨を伝えたら、担当者が部屋の状態を見に来ます。傷などがあると敷金から差し引かれるでしょう。そのため、自分で補修できる場合は修繕しておきます。退去後の掃除もお忘れなく。敷金が多めに返ってくるかもしれませんよ。


引越しのやることリスト4.粗大ゴミなどの処分

引越しが決まったら、引越し先に運搬する荷物と処分する荷物を分ける作業があります。引越しのときに誰もが頭を悩ますのが大型ゴミの問題。早めに大型ゴミとして回収できるものは出すようにします。また、量が多い場合は大型ゴミを回収する業者に頼む方法もありますが、レンタカーを借りて環境課のクリーンセンターや大型ゴミ処理センターなどへ自分で持ち込むと、とても安い予算で処分できます。業者に依頼した場合は数万円単位で費用がかかりますが、自分で持ち込む場合はレンタカー代金と大型ゴミの持ち込み料金のみで済むでしょう。


引越しのやることリスト5.段ボールなどを調達して荷物の整理整頓

引越し日の2週間前くらいから、荷造りを開始しましょう。段ボールは引越し業者が出配してくれることもありますし、コンビニエンスストアやホームセンターなどのバックヤードでもらえることも。ホームセンターの場合は、大きくて丈夫な段ボールが豊富なのでおすすめです。

引越し業者が荷造りするサービスもありますが、自分で行ったほうが安上がり。引越し業者が到着したら、すぐに運搬できるようにしておきましょう。

引越しのやることリスト6.電話やインターネットの手続き

電話とセットになっているインターネット契約が多いので、そのような場合、電話の移動手続きと同時にインターネットのプロバイダー手続きも行うようにしてください。電話会社に問い合わせるとプロバイダーの連絡先などを教えてくれるので、手続きを行いましょう。プロバイダーによっては数日中断してしまう恐れがあるため、インターネットが一時的にでも通じないと困るという方は、スマホで代用するなどの対応策を考えておくようにしましょう。新居のネット環境や通信速度の確認も重要事項の一つです。


引越しのやることリスト7.電気・水道・ガスの停止手続き

引越しする数日前に、電力会社や水道局、都市ガス会社などへ停止の連絡を行いましょう。そして、引越し当日までに停止手続きを行います。


引越しのやることリスト8.新居の電気・水道・ガスの開始手続き

新居の入居日が決まったら、早めに開始の日時を電力会社や水道局、都市ガス会社などへ連絡して開始手続きを行いましょう。早めに手続きをしておくと、引っ越したその日から電気や水道、ガスが使えます。

尚、最近はインターネットで停止・開始の手続きが行えるようになっています。慣れている人は、インターネットでの手続が便利です。


引越しのやることリスト9.引越しの数日前に転出届

現在住んでいる地域から他の市区町村へ移動する場合には、現在住んでいる市区町村の役所に転出届を提出して転出証明書を発行してもらいます。この転出証明書は、新居のある市区町村の役所へ2週間以内に提出しなければなりません。転出証明書を引越し先の役所に示して、転入届を提出してください。同じ市区町村へ引越しの場合は、役所で転居届を出します。


引越しのやることリスト10.印鑑登録している場合

印鑑登録は居住している市区町村で行うものです。他の区域へ引っ越す場合は、印鑑登録廃止届を提出する必要があります。その際には、登録している印鑑と身分証明書を提示してください。印鑑証明が必要な場合は、新しい住所の市区町村でまた印鑑登録を行います。

同じ市区町村へ引っ越す際には住所変更を行うと自動的に印鑑登録上の住所も変更されますので、改めて印鑑登録をする必要はありません。

引越しのやることリスト11.郵便物の転送届け

郵便物の転送届は、最寄りの郵便局などで転送届のはがきをもらってきて必要事項を記入し、ポストへ投函するだけで完了です。転居後1年間、旧住所に送られてきた郵便物を新居へ転送してくれます。


引越しのやることリスト12.引越し先の部屋の確認

引越しの数日前には新居を訪ねて掃除を行い、廊下や階段の幅を測るなどして、スムーズに引越しが行えるようにしておきましょう。家電製品や家具などが大きすぎて運び込めないといったことが起きないよう、通路の幅などを下調べしておくことが大切です。


引越しのやることリスト13.パソコンのデータをバックアップしておく

大学生のみなさんのなかには、授業、勉強等に関するデータがパソコンに保存している人も多いはず。しかし引っ越しの運搬中にパソコンが壊れる恐れがないとも限りません。あらかじめ不測の事態に備えて、大切なデータはバックアップしておきましょう。容量大きいクラウドのデータセンターがあるのでおすすめです。


引越しのやることリスト14.引越し業者に確認する

引越し予定日の3日前には引越し業者へ連絡して、当日の日程を確認しておきましょう。特に忙しい年度替わりの時期には確認をするようにしてください。引越し当日にすっぽかされたら大変です。


引越しのやることリスト15.冷蔵庫の食材などを片付ける

食材などは引越し当日か前日に使い切るか、クールボックスなどにまとめて運べるようにし、冷蔵庫の中を空の状態にします。

引越しのやることリスト16.いよいよ引越し本番

引越し業者が到着したら、荷物の運搬を指示してスムーズに作業ができるようにてください。


引越しのやることリスト17.旧居の清掃やブレーカーのチェック

すべての荷物を運び出したら、清掃をして電気のブレーカーを切るなどの最終確認をします。


引越しのやることリスト18.部屋の明け渡し

不動産会社にあらかじめ連絡して、引き渡しの日時を約束しておきましょう。傷や汚れ具合などを確認してもらって、部屋の鍵を返却します。


引越しのやることリスト19.新居での荷ほどき整頓など

段ボールを荷ほどきして、住めるように整理整頓して行きます。


引越しのやることリスト20.新住所の役所でさまざまな手続き

新居への引越しが完了したら、役所などで転入の手続きなどを行います。手続きには、印鑑登録やマイナンバーの住所変更、国民健康保険の資格取得届、住所変更、転入届の提出などがあります。尚、学生の場合で住所を親元に置いている場合は、役所での住所変更などの手続きは不要です。


引越しのやることリスト21.犬の登録

猫の場合は必要ありませんが、犬をペットとして飼育している場合は市区町村で登録変更を行ってください。登録変更の手数料は無料。市区町村によって異なりますが、鑑札や狂犬病予防注射の注射済票などが必要な場合もあります。


引越しのやることリスト22.運転免許証の住所変更

運転免許証の住所変更も忘れずに行いましょう。都道府県によって異なりますが、最寄りの交番などで行えます。運転免許証は最も信用度の高いよく使う身分証明書なので、必ず住所変更を行ってください。


引越しのやることリスト23.パスポートの住所変更って必要?

パスポートには国籍のみで住所の記載事項はありません。ですから、住所変更の手続きは不要です。住所は任意で手書きで記入するようになっているので、旧住所を二重線で消して、新しい住所を記載してください。ただし修正液の使用は厳禁です。


■まとめ

引越しの前に確認しておきたいこと、やることについてまとめてきました。全体の流れを事前にシミュレーションしておくと、実際の引越し作業が順調にはかどるでしょう。そのため、事前の「やることリスト」作成は欠かせません。気持ちよく新居での生活をスタートできるよう、ここでご紹介した内容を参考に準備を進めていってください。


執筆:山下正之助(ナレッジ・リンクス)