天才テリー伊藤対談「香西かおり」(4)着物の帯をほどく彼氏はいないの?

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テリー プライベートの話なんですが、香西さんはバツイチですよね。再婚はしないんですか?

香西 何かもう、面倒くさくて(笑)。36歳で結婚して、8年目で離婚したんですけど、そのあとあまりにも自由に生きてきちゃったものですから、もうこのまんまでいいです。

テリー でも、デビュー30周年記念シングルの「わすれ花」を聴くと、歌詞に「1人では寂しい」って書いてあるじゃないですか。ということは、この歌は香西かおりの現在の気持ちを歌ってるってことですよ。

香西 うーん、彼氏を作るのは難しいですね。食事に行ったり、映画に行ったり、一緒に遊ぶ男友達はいますけど、もう色っぽい話のほうは‥‥。

テリー それだけ男友達がいるなら、悪代官みたいに「あれ〜っ、ご無体な〜」みたいな感じで、着物の帯をサラサラッとほどいてくれる人もいるでしょう?

香西 アハハハハ、残念ながらいないです。その前に、今は親のそばについていてあげなければ、という大きな問題もあるので。父はもう84歳ですから、しかたがないんですけど。

テリー そうか、それは心配ですね。今は実家の大阪に戻られているんですか?

香西 はい、基本的には大阪の実家に住んでいるんですけど、東京に仕事がある時はこっちに来ます。

テリー こんなに忙しいのに、親御さんのお世話まで。えらいなぁ。

香西 でも近くに兄夫婦も住んでいて、甥っ子や姪っ子たちも含めてみんなが持ち回りで父の世話をしてくれるので、そんなに大変じゃないんです。食事もみんなで集まって食べますから全然寂しくないし。むしろ東京にいるより楽しいぐらいですね。

テリー なるほどね、恋愛ができないわけだ(笑)。ところで「御飯」といえば、今急に思い出したんだけど、シングル「わすれ花」に「やっかいもの」っていう曲も収録されているでしょう。

香西 はい、ちょうどテリーさんのご実家あたりを歌った内容ですよね。

テリー あの歌詞に出てくる「深川めし」ってどんなものか、知ってる?

香西 えっ? アサリを炊き込んだ御飯のことですよね?

テリー ブブー! みんなそう思ってるんですよ。でも、本当の深川めしって、アサリの味噌汁を御飯にかけたものなんです。

香西 あっ、そうなんですか!

テリー そう、だから歌詞でも「アサリぶっかけ 深川めしが」となってる。でも、それだと商売の売りにはならないから、上品な炊き込み飯にアレンジされたんです。今、みんなが食べてるのは、最近の深川めしなんですよ。

香西 全然知らなかった。私、「アサリぶっかけ」と「深川めし」は別の料理だと思ってました。そうなると、歌う時のイメージが変わってきますね。そんな雑なものが大好きな“やっかいもの”の男性なんだって、わかりましたから。

テリー でしょう? と、偉そうに語ってる俺も、5年ぐらい前に深川のお店の大将に教えてもらって知ったんですけど(笑)。じゃあ、ぜひコンサートで、このことお客さんに話してあげてよ、「テリーさんに教わったのよ」って。俺も、いろんなところで自慢するから(笑)。

香西 フフフ、わかりました。デビューして30年たってもますます勉強しないと、ですね。これからも、ますます頑張ります。

◆テリーからひと言

 まだ若いのに、恋愛が面倒だなんてダメ! 「帯をほどいてくれる男を東京と大阪に1人ずつ作る」、ぜひそれを、30周年の目標に加えてください!