司会の小倉智昭が写真を見せる。「一見ウルトラマンでしょ。でも、よーく見ると、ちょっと違う。これ、中国版のウルトラマンで、物議を醸しています」

今月10日(2017年7月)、北京で映画の制作発表会が行われた。10月に公開予定のアニメ「ドラゴンフォース〜さよならウルトラマン」で、CGを駆使した大作らしい。制作スタッフの女性はわざわざ「今回はパクリではない。とてもセクシーになり、大きく変わりました。中国版ウルトラマンを見られてとても嬉しい」と話した。

発表会に登場したウルトラマンはなにやらムキムキで、生身の人間臭い。顔の仮面はやや細おもてで、腹筋が不自然に6つに割れている。しかも裸足だ。コメディアンと掛け合いも披露し、立ち上がると銀色の塗料が椅子にべっとり。ボディーペインティングなのか。

中国側「正規の版権を取得している」

中国の制作会社は「正規の版権を得ている」というが、円谷プロは「本件発表について、当社は一切関知しておらず、映像作品は、当社の許諾・監修等なく制作されているものです。断固として非難すべきものであり、到底認められるものではありません」と声明を出した。

小倉「発表会のウルトラマンはお粗末でしたが、作品はフルCGなんで、それなりのものですよね」

内野泰輔アナ「新しいウルトラマンかと思った人もいたようです」

40年以上前の不可解な契約書

中国側は、円谷プロが40年以上前の1976年にタイ人実業家に譲ったウルトラマンシリーズの海外における著作権を買ったと主張している。円谷プロはこれについても、「そのような事実は把握しておりません」と否定する。ただ、この契約書というものが実際にあって、それが本物かどうかをめぐって20年争いが続いているのだという。その結果、タイでは契約書が偽物とされて円谷プロが勝訴したが、中国では有効と判断された。

小倉「著作権は譲渡されたということですか」

笠井信輔ニュースデスク「まさにそこで、円谷プロは新規映像著作物の制作でのウルトラマンシリーズのキャラクターの翻案・改変の権利は円谷プロに帰属するとしていて、訴訟も辞さないと言っています」

小倉「譲渡があったとしても、初期作品のことでしょうね」

もし中国版の出来が良ければ、こちらのウルトラマンの方が人気者になってしまうかもしれない。