いま人気のビネガー(お酢)の量り売り

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【あさイチ 夏こそビネガー!】(NHK)2017年7月19日放送
夏です!苦手な人もうなる美味しい「飲むお酢」

今、お酢ブームが沸騰中! 酢の健康効果は、毎日大さじ1杯とるだけで内臓脂肪が減ったり、血圧が下がったり、血糖値の上昇も抑えられたりと、いいことづくめ。

巷で話題の「干しぶどう酢」の作り方や、ビネガー(飲むお酢)カクテルの作り方など、お酢のパワーを美味しく味わう方法を紹介する。

お酢の酢酸が脂肪の合成を抑え、なおかつ分解

お酢には多くの健康効果がある。毎日大さじ1杯のお酢を10週間飲み続ける実験では、内臓脂肪の面積が平均で約5%減ったという研究がある。それだけではない。最高血圧の値も平均で約15ポイント下がった。また、大さじ1杯を飲むと食後の血糖値上昇を抑えられることもわかっている。どうしてお酢にはこんな健康効果があるのか。発酵学が専門の東京農業大学の小泉幸道名誉教授がこう解説した。

小泉教授「お酢の中に含まれている酢酸が脂肪の合成を抑えてくれるのです。なおかつ、できてしまった脂肪を分解してくれます」

小泉教授自身、健康法の1つとして毎日お酢を飲んでいる。ブルーベリーの酢を冷凍庫で凍らせ、それを炭酸で割る特製カクテルだ。

小泉教授「おかげで血圧と血糖値が安定しています」

お酢を飲むと体が柔らかくなるといわれる。番組では世界的なバレリーナ、中村祥子さんの練習風景を映した。驚くほど体がしなやかで、柔らかい。ベルリン国立バレエ団とハンガリー国立バレエ団でそれぞれプリンシパルを務めたダンサーだ。中村さんも毎日、お酢を飲んでいる。

中村さん「お酢のせいで柔らかくなったかどうかはわかりませんが、子どもの時から飲んでいます。稽古の前に色々なお酢を炭酸で割って飲むと、シャキッとした気持ちになれます」

さて、お酢を美味しくいただくにはどうしたらよいか。リポーターの古野晶子アナは、岐阜県八百津町で14年前から「飲むお酢」(ビネガー)の開発製造に取り組んでいる内堀光康さんを訪ねた。ソムリエならぬ「酢ムリエ」を自認する人だ。古野アナは、内堀さんが経営するお酢の製造工場で、お酢を様々な飲料で割って試飲した。お湯、緑茶、紅茶、甘酒、レモン汁、豆乳、ルイボスティーなど10種類だ。

お酢は、酸っぱい物と合わせると魔法の甘さが

その結果、意外なことがわかった。お湯を入れると「とてもまろやか」で飲みやすくなるが、緑茶や紅茶で飲むと「渋さが倍増して飲めたものではない」こと。そして甘酒で割ると、甘くなるどころか、「ウッとむせるほどのまずさ」になった。ところが、最後に酸っぱいレモン汁で割ると、さらに酸っぱくなると思いきや、「甘味さえ感じるほどの不思議な美味しさ」に変貌した。レモン汁が一番美味しかったのだ。

どうしてこんな結果になったのか。内堀「酢ムリエ」が「お酢を美味しくいただくには、知っておくとお得な3つの法則があるのです」と言いながら、以下を紹介した。

(1)お酢は、甘いものと合わさると、かえって酸っぱさが強調されてしまう。お酢は自己主張が強く、甘味成分がくるとよけいに自分の酸っぱさを前面に出す。甘酒がまずくなったのはこのためだ。

(2)お酢とタンニンは相性が非常に悪い。緑茶や紅茶、コーヒーにはタンニンが含まれており、渋さと酸っぱさの悪い面の相乗効果が現れる。

(3)お酢は、あえて酸っぱいものと合わせて飲むべし。お酢は自分の違うもの(甘味など)には自己主張が強いが、同じ酸っぱいものとは仲良く協調し合う。だから酸っぱさが打ち消され、えもいえぬ甘さが出る。レモン汁が一番美味しかったのはこのためだ。ちなみにルイボスティーも「いける味」に。

内堀さんは「お酢をおいしく無理なく飲むレシピ」を2つ教えてくれた。「グレープフルーツレモンビネガー」と「トマト&ビネガー」だ。2つとも、お酢と最高に相性のよいレモン汁を使うのがポイントだ。

【グレープフルーツレモンビネガー】

●材料:グレープフルーツ大1個、レモン汁小さじ2、酢大さじ1。

●作り方:(1)ビニールの手袋をはめ、半分に切ったグレープフルーツを両手で優しく絞る(※果物の絞り器を使うと、皮の部分まで絞ってしまから苦みが出る。手で絞るのがコツ)。(2)レモン汁、酢と合わせる。

【トマト&ビネガー】

●材料:トマト1個、レモン汁小さじ1、米酢小さじ1、オリーブオイル小さじ1、はちみつ小さじ1。

●作り方:(1)トマトをすりおろし、そこにその他の材料を合わせる。(2)グラスに注ぎ、仕上げにこしょうをふりかける。

母娘合わせ33キロダイエットの「干しぶどう酢」

次に古野晶子アナは、富士山の北麓にある山梨県忍野村を訪ねた。この地には現在、あちこちのメディアで紹介され話題沸騰中の「ビネガーフード」がある。それは「干しぶどう酢」。干しぶどう酢を考案したのが外川みさ子さん(68)・和美さん(44)母娘。2人は干しぶどう酢をヨーグルトに入れ1日10粒食べ続けたところ、みさ子さんは10キロ、和美さんは23キロ、母娘合わせて33キロのダイエットに成功した。それだけではない。「お通じがスゴイ」という。

和美さん「便秘で苦しんでいたのですが、今では毎日3〜4回あります」
みさ子さん「いつ風邪をひいたか、思い出せないほど風邪をひいていません」

口コミで評判が広がり、現在は全国から注文が殺到している状態だ。古野アナが、干しぶどう酢を試食すると、「干しぶどうの食感ではありません! ぶどうみたいに柔らかで、ジューシー。かんだ瞬間、甘い味がジュワーっと出てきます」とのことだった。

簡単に家でもできる「干しぶどう酢」の作り方はこうだ。

【干しぶどう酢】

●材料:りんご酢50ミリリットル、はちみつ大さじ2、干しぶどう100グラム。

●作り方:(1)ふたができるガラス瓶などの容器にりんご酢、はちみつを入れて混ぜ合わせる。(2)干しぶどうを入れて漬ける。(3)1日常温で置いたら冷蔵庫に入れて保管する。冷蔵庫に入れておけば1か月ぐらいもつ(※スーパーなどで売られている干しぶどうは、表面がオイルコーティングされている場合が多い。お酢がしみにくいので、お湯でオイルコーティングを取ってから漬けるとよい)。