タトゥー除去へ(画像は『Metro 2017年7月18日付「Man gets DEVAST8 tattoo removed for free because it stopped him getting job」(Picture: Caters News)』のスクリーンショット)

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先日、顔に大きく彫ったタトゥーが原因で仕事がなかなか決まらないと嘆く男性のニュースをお伝えした。彼のもとにはその後、親切な人々から仕事のオファーが殺到し、本人がついにタトゥー除去を決意したという。英メディア『Metro』や『The Sun』が伝えている。

子供の頃から荒れた人生を送ってきたニュージーランド・オアマル出身のマーク・クロップさん(19歳)は、犯罪に手を染め服役していたが、恋人と生まれた子供のためにも人生をやり直したいと出所後に仕事を探そうとした。ところが服役中に顔に彫ったタトゥーのせいでなかなか職に就けず、SNSやメディアに「見た目で判断しないでほしい」と訴えていた。

マークさんの「就職したい」という願いはSNSで拡散され、これまでに多くのオファーがあったという。しかし数件は移動に車が必要とするもので、車を持っていないマークさんは「最初の給料が入ったらすぐに車を買いたい」「これと思う仕事があるまで待つ」などと話していた。このことに「オファーがありながら拒否するなんて人の親切を無駄にしている」「仕事を本気でする気がないのでは」といった批判もあったが、「オファーされた仕事のほとんどはニュージーランド国外のものだったからどうしようもなかった」と恋人のタネイアさんは話す。しかしついにマークさんは、建設現場での仕事を24日から始めることになったそうだ。

また、“仕事が決まらない原因”と信じていた顔面のタトゥーは、オークランドのキングスランドにある「Sacred Laser」でレーザー技師として働くブライアー・ネビルさんから「無料で除去」というオファーをもらい、レーザー施術を受ける決心がついた。

今回、「DEVEST8」の8の部分をテスト除去したマークさんは「やけどのような感覚がして、本当に痛かった。来週、除去した部分の具合を見てから次に進むということだけど、その後は6週間に1回、通わなくちゃいけないんだ」と語る。

ネビルさんはSNSでマークさんの投稿を見つけて連絡したそうだ。マークさんの顔半分を覆っているタトゥーの完全除去には12回のセッションが必要で、本来ならば1700ポンド(約25万円)の費用がかかるという。「SNSに投稿してからいろんなことがあっという間に起こった。みなさんの親切には本当に感謝している」とマークさんは述べており、ネビルさんは「彼は犯罪歴がありますが、根はいい人です。私はもう一度、彼に人生のチャンスが来るように助けてあげることができたらと思いました」と明かしている。

画像は『Metro 2017年7月18日付「Man gets DEVAST8 tattoo removed for free because it stopped him getting job」(Picture: Caters News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)