仏メディア「The Science Post」は18日、「中国が2億3000万人のお年寄りにパートナーロボットを提供」と題する記事を掲載した。資料写真。

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仏メディア「The Science Post」は18日、「中国が2億3000万人のお年寄りにパートナーロボットを提供」と題する記事を掲載した。

中国では高齢者の数が増加しつつあり、世界の高齢者人口の四分の一を占めているという。しかし、これらの高齢者はほとんど一人暮らしであり、子どもに定期的に面倒を見てもらうことができない。どのようにして高齢者に充実した生活を過ごしてもらうかは、中国や他国が直面する大きな問題である。高齢者の面倒をより良く見るために、中国政府は人工知能製品の開発を進めている。

2015年、中国は世界最大の工業ロボットの生産国、消費国となった。現在テスト中のパートナーロボットはお年寄りの付き添いをする。重慶市のある老人ホームで、お年寄りはロボットと一緒に踊ったり、写真を撮ったりしており、とても楽しそうに見えた。パートナーロボット開発会社の責任者は、「中国の高齢者はますます付き添いを欲しがっているが、それは四世代の共同生活から一人暮らしになった時間の変化が速すぎて受け入れにくいからであり、パートナーロボットは子どもの代わりに高齢者の面倒を見ることを目指している」と述べた。また、パートナーロボットは方言でしゃべることができたりするにもかかわらず、ロボットのスマート技術の完成にはまだまだ遠いと同責任者は指摘した。現在、ロボットと人間の交流や伝達の正確さはそれほど高くない。だが、ロボットの知能指数は高くなく反応も遅めであるからこそ、時々かわいい言動が飛び出し、お年寄りを心ゆくまで笑わせることができるのだ。

パートナーロボットの「付き添い」は実際のところどうなのか?取材を受けたお年寄りたちはさまざまな意見を寄せた。ロボットは歌ったり体操したりすることができるが、それ以上のことはできず、子どもや孫とのような温かみのある関係を築くのはやはり無理だという考え方がある一方、ロボットの付き添いで孤独感を減らすことができるという声もある。また、もしロボットがさらにスマート化されるのなら、相手をしてもらいたいと考える人もいる。現在、中国政府は全国規模で高齢者のためのパートナーロボットの普及を進め、ロボットをプレゼントとして2億3000万人の独居の高齢者に贈るべく取り組んでいる。(提供/環球網・編集/インナ、黄テイ)